内容説明
アメリカ史を学ぶために必要な先行研究の成果と現状を、時代とテーマに分けて解説。参考文献・ウェブサイト・文書館案内も充実した入門書の決定版。
目次
第1部 通史編(アメリカ史はどのように描かれてきたか;植民地時代―17世紀初頭~1760年代;独立戦争から南北戦争へ―1770年代~1865年;再建と金メッキ時代―1865~98年;改革の時代とふたつの世界大戦―1898~1945年;冷戦期―1946~89年;現代のアメリカ―1990年~)
第2部 テーマ編(アメリカ史研究の変容;歴史のなかの人種・エスニシティ・階級;ジェンダーの視座から見るアメリカ史;宗教と思想に見るアメリカの自己理解;コミュニティ、学校と「アメリカ人」の形成;ポピュラーカルチャーの見方と見え方;歴史の中の環境;軍事思想・制度の歴史的変遷;日本にとってのアメリカ)
第3部 資料編(参考文献;アメリカ史研究のデジタイズ;アメリカ史研究文書館案内)
著者等紹介
有賀夏紀[アルガナツキ]
埼玉大学教養学部教授
紀平英作[キヒラエイサク]
京都大学大学院文学研究科教授
油井大三郎[ユイダイザブロウ]
東京女子大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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awe
2
詳しい。ひたすら詳しい。決して面白いとは言えないが、辞書的な使い方も出来る、良い入門書だと思いました。2019/07/04
てり
1
これからアメリカ史を研究しようとする、おそらく若い学生向けの入門書。これまでの蓄積などを一通り概観しつつ、大量の参考文献とデジタル媒体の紹介、研究文書館での史料のあたり方まで解説。あとはテーマを決めて論文書いてまとめるだけ。2022/05/07
ryo_zz
1
テロ後の動向まで研究史がまとめられており、アメリカ史を学ぶ前に手放せない一冊だった。2011/03/10