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出版社内容情報
国家の羅針盤、福澤諭吉の思想と実践--それは、社会と人間をどこへ導いたか?
現在の日本の社会を作り上げた福澤諭吉の思想を、その原文にふれながら読み解く。
--福澤諭吉のじかの言葉に向き合うことで、その思想と実践をあらたに問い直し、功罪を問う。
◎目次
Ⅰ 西洋の文明が未来を開く――原初の福澤諭吉
Ⅱ 文明の利器「実学」――福澤諭吉の現実主義
Ⅲ 自由民権をめぐって――福澤諭吉の人間観
Ⅳ なぜ「脱亜論」か?――福澤諭吉の世界像
Ⅴ 象徴天皇制と日本の進路――福澤諭吉とユートピア
あとがき---笑うべき三つのエピソードを添えて
内容説明
国家の羅針盤、福澤諭吉の思想と実践―それは、社会と人間をどこへ導いたか?福澤諭吉とは何だったのか?いま私たちにとって何なのか?そして今後は―?福澤諭吉のじかの言葉に向き合うことで、その思想と実践をあらたに問い直し、功罪を問う。
目次
1 西洋の文明が未来を開く―原初の福澤諭吉(「福澤諭吉の時代」としての近現代日本;距離と時間が動く!―福澤諭吉の衝撃を追体験する;彼方の現実へ―福澤諭吉の選択)
2 文明の利器「実学」―福澤諭吉の現実主義(文明とその外にあるもの;理想への呼びかけから現実へ;一身独立して一国独立する事)
3 自由民権をめぐって―福澤諭吉の人間観(世事を論ぜず実践あるのみ;士族の叛乱、土民の一揆;民権は国権のために―指し示された日本の進路)
4 なぜ「脱亜論」か?―福澤諭吉の世界像(自然淘汰説と人類の文明化;東進する西洋、変乱の朝鮮;アジアを文明化する道へ)
5 象徴天皇制と日本の進路―福澤諭吉とユートピア(兵馬の戦に勝つ者は;我帝室ハ日本人民ノ精神ヲ収攬スルノ中心ナリ;いまはまだない現実―福澤諭吉の彼方へ)
著者等紹介
池田浩士[イケダヒロシ]
1940年大津市生まれ。慶應義塾大学大学院博士課程修了。1968~2004年京都大学、2004~13年京都精華大学に在職。専門分野はドイツ文学、現代文明論、ファシズム文化研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。