鶴見俊輔の言葉と倫理―想像力、大衆文化、プラグマティズム

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鶴見俊輔の言葉と倫理―想像力、大衆文化、プラグマティズム

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  • サイズ 46判/ページ数 388p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784409041215
  • NDC分類 121.6
  • Cコード C1010

出版社内容情報



谷川 嘉浩[タニガワ ヨシヒロ]
著・文・その他

内容説明

哲学と市民運動をまたぎ、戦後日本に巨大な足跡を残した鶴見俊輔。しかし、その平明な語り口とは裏腹に、思想の本質は捉えがたく、謎に包まれている。鶴見は今も読まれるべきなのか、もちろんそうだ。残された膨大な言葉の数々に分け入り、単純化を避けつつ独自の視点から思想の可能性をつかみ出し、現代の倫理として編み直す。鶴見俊輔生誕100年、気鋭の哲学者によりついに書かれた決定的論考。

目次

導入 ハックルベリー・フィンと悪の自覚―エピソード、(再)編集、境界(「よし、それじゃあぼくは地獄へ行こう」;読み、つかみ、憶え、編集する―「語る」のではなく「示す」 ほか)
鶴見俊輔小伝
第1部 書く、読む、書く(鶴見俊輔は、なぜ作文が知的独立性の問題だと考えたのか―生活綴方、想像力、アナキズム、期待と回想;鶴見俊輔は、なぜ自分の解釈理論を実践できなかったか―学びほどき、多元的自己、個人史的読解、エピソードという方法 ほか)
第2部 プラグマティズムとアナキズム、リベラリズムとニヒリズム(鶴見俊輔は、どのようにプラグマティズムとアナキズムを統合したか―短歌の倫理、自己不信、反射と日常性;鶴見俊輔は、なぜ「コーヒーを飲むためなら世界が破滅してもかまわない」と言ったのか―「好み」のリベラリズム、あるいはニヒリズムに基づく大らかな政治運動)
第3部 日常とヴァルネラビリティ(鶴見俊輔は、なぜ人の「むちゃくちゃ」を面白がったのか―中野重治、気分のアブダクション、ヴァルネラビリティ;中野重治はなぜ「くりかえし」自分の弱さに目を向けたのか―柳田國男、日常の謎、ネビュラと祈り)

著者等紹介

谷川嘉浩[タニガワヨシヒロ]
1990年生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程修了。博士(人間・環境学)。現在、京都市立芸術大学美術学部デザイン科プロダクト・デザイン専攻特任講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

金城 雅大(きんじょう まさひろ)

18
「ネガティブ・ケイパビリティ」が本書の内容全体を、ひいては派生するメタ階層をも一貫していたように思う。 鶴見俊輔のことは本書で初めて知ったが、著者の読み解き方がわかりやすく読みやすかった。 とても良い本だった。2023/06/11

今庄和恵@マチカドホケン室コネクトロン

15
ボリュームのほどに通読を瞬時にあきらめる(図書館の返却期限までに読めないよ!)。 巻末の人名索引で気になる人物のとこだけを読む。山上たつひこの「がきデカ」では「個人の欲望の追求と表現に民主主義の可能性を見ていた」とあり、そんな深いこと考えながらあの漫画を読まないといけないのかと眩暈がした。2022/12/13

buuupuuu

14
理論的・抽象的な言葉や概念を自分の経験や生活の中で捉え返すだけでは、知的独立性にとって十分ではない。自己信頼を言ったエマソンと対照的に、鶴見の思想の根底には自己への不信があるという。自己は容易く権力や状況に追従してしまう。鶴見は、何かに身を預けきらずに距離を保ち続ける方法を探求している。その中で、言葉や自己や日常生活の多元性や重層性も指摘されている。徳の寛容とはある種の振る舞いに馴染んでいくことでもあるが、鶴見は行為における自然さを求めながら、過去の過ちに由来する躊躇いも手放さないところが面白い。2022/11/04

辻井凌|つじー

0
鶴見俊輔がおもろいおじさんに思えてくる。詳しい感想はnoteに。 https://note.com/nega9clecle/n/nf72e41ec91602023/07/24

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