内容説明
無意識・機知・笑い。人はなぜ笑うか。この深刻な問いに著者は機知(エスプリ)なる語を鍵に立ち向かう。ほのめかし、冗談、言葉遊び。機知は夢と同じく無意識と密接な関係をもっている。フロイトの『機知』に即し、笑いの核心に迫る。
目次
第1章 火刑判決式(冗談の下手な奴;フロイアー ブロイト ほか)
第2章 翻訳者‐裏切り者(ばらばらな肢体;双面のヤヌス ほか)
第3章 三人の泥棒(機知、絵画、夢;吹聴すること=行商すること ほか)
第4章 人は何を笑うのか?―機知における女(敵意ある機知;猥褻な機知、それは服を脱がせる ほか)
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- 和書
- 上杉謙信 人物文庫