感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
うえ
6
サルトル「ニザンはソ連に出発したときこう考えていた。革命がなされた現在、人々はもう死ぬことを恐れていないのじゃないか…ところがソ連に行って、ソ連の人間が、われわれが考えうるのと同じような仕方で死のことを考えているのを見て、彼はがっかりして戻ってきたんだね」「生涯に、役に立つ議論というのをしたことを覚えていないな。生涯でやった一番大きな議論は、25歳のときにレイモン・アロンとやったときだ。二人は猛烈に議論した。彼はわたしを追いつめようとし、しかもそれに成功した。弁証家としては恐るべき奴だったからね」2016/03/31