出版社内容情報
◎AI時代、人間はいかにして生きるのか?
◎アート力を借りると世界の見方が、人生が、もっと面白くなる!
アート思考はアーティストやデザイナーだけのものではありません。
人生も仕事も一種の創造行為であり、だからこそアート思考はすべての人に求められるものなのです。
--山口周氏
なぜ、今アートなのか? アート思考とはなんなのか? なぜ「アート思考」が仕事にも必要なのか?
2019年に発売した『ハウ・トゥ アート・シンキング』を〝超〟加筆&修正。AI時代を面白おかしく生きていくための考え方--効率や正論の先にある、人間にしかできない「いびつな創造性」を解き放つ!
【本書「はじめに」より】
『超・アート思考』─タイトルの「超」には3つの意味を込めました。
一つはAIが急速に進化する時代を踏まえてアート思考をアップデートすること。そしてもう一つには、アート思考単体ではなく他の思考や社会との関係まで改めて俯瞰し、その射程を拡張すること。そして最後に、「アート」という西洋的概念を日本や東洋の視点から相対化し、西洋的思考を超えて人間の創造性とは何かを問い直すこと。
(中略)
AIが一瞬にして情報を集め、思考だけでなくエージェントとしてタスクをこなし、クリエイティブの「生成」までしてくれるようになりました。これまで人間が行っていたことをどんどんAIが代替していきます。もはや人間に残された仕事はなくなってしまうのでしょうか?
そんなことはありません。むしろAIの時代だからこそ、本質的な人間の創造性が重要になる、僕はそう考えています。
19世紀、現代のAIを巡る議論とよく似た議論が西洋で起こりました。きっかけは「写真」技術の登場です。ポール・ドラローシュは1839年に写真を見て「今日から絵画は死んだ!」と叫び、ドミニク・アングルは写真が「画家の生活を脅かす」としてフランス政府に禁止するよう抗議しました。
しかしご存じのように、今でも絵画は死んでいませんし、画家という職業はなくなっていません。
写真は、絵画を殺すどころかむしろ美術を「再現性」というパラダイムへの囚われから解放するきっかけとなり、印象派や野獣派、表現主義にキュビズム、シュルレアリスム、抽象主義など、むしろ絵画の可能性を花開かせ、美の多様性を増しました。
AI時代にはたしかに、多くの人間の活動や労働が代替されていくでしょう。これまで人間にしかできないと信じられていた、「思考」や「創作」すら、AIが代替していくようにも思えます。しかしむしろ、AIという技術に「挑発」され、人間は創造性を増していくにちがいないと僕は期待しています。
【目次】
内容説明
ロジカル思考は、「説明文」、デザイン思考は、「コピーライティング」、アート思考は、「詩」。詩のように考え、歌うように働く。
目次
1 「アート思考」はどうして生まれた?ビジネスにおける思考法の進化
2 アートの価値はなにで決まる?「おなじ」より「ちがい」を生むチカラ
3 アートは変幻自在?真・善・美に挑む精神の冒険
4 アートに「正解」はない?「分からない」「歪さ」がイノベーションを生む
5 アートは「自分」がクライアント?AI時代の「自分」の価値
6 アート思考は詩的?「分からない」モヤモヤを楽しもう
7 アートは身体的?異質性を生かす「身体」の思考
8 アートのエネルギー源は「偏愛」と「違和感」?理屈を超えた熱量が価値を革新する
9 アートは「自分」をアップデートする?「制約」が常識を超えた新しい視点を生む
10 アートは予期できない?想定外から生まれる価値
11 アートは触発し合う?「触発」の感性を磨く方法
12 アートはmetaphorical?世界の見方を「多次元化」しよう
13 「アート」と「遊び」はムダ?「非効率」と「余白」が仕事を面白くする
14 技術とアートの共犯関係?文化を革新するinspireとchallenge
15 アートとスタートアップはおなじ夢をみるか?アート制作と起業家マインドセット
16 新規事業に「アート思考」?「自分」起点の事業をつくる
17 「自分」を欺く3つの罠?「ありたい」「あるべき」を手放そう
18 アート思考は「当てにいかない」?価値とは「自分」を愛すること
19 アート思考忘るべからず?ときどき、思考をスイッチしよう
20 アート思考は培養菌?消費せず、培養する社会のつくり方
応用編(3つの思考をスイッチする;アート思考実践の手引;アート思考の掛け算;日本的創造性とアート思考;AIとアート思考)
著者等紹介
若宮和男[ワカミヤカズオ]
メタバースクリエイターズ代表、uni’que CEO、アート思考キュレーター、福岡女子大学客員教授、長野県立大学客員准教授、一級建築士。建築士としてキャリアをスタート、アート研究者を経てIT業界に転身、NTTドコモやDeNAにて多数の新規事業を立ち上げる。2017年「全員複業」ベンチャーuni’queを創業し、東洋経済「すごいベンチャー100」に選出。女性特化のインキュベーション事業Yourから多数の事業を創出しWork Story Awardでイノベーション賞を2度受賞。2023年、日本から世界を席巻するコンテンツを創出するスタートアップ・メタバースクリエイターズを創業し、IVS LAUNCHPAD SEED2024で3位入賞、SBIインベストメント主催SEAで最優秀賞と電通賞をW受賞するなど注目のスタートアップとなる。資生堂など数々の企業の新規事業アドバイザーを歴任。ビジネスだけでなくアートや教育、ダイバーシティ関連でも取材、講演多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。



