出版社内容情報
【「徹子の部屋」放送50年】
人の役に立つことが「生きる」こと
本書は、「約束」というテーマを通じて、信頼や絆の大切さを描いた物語です。トットちゃんと、心優しく頼れるカマタ先生との間で交わされる約束は、どんなに小さなものであっても人の心を支え、人生に彩りを与える力を持つことを教えてくれます。
子ども時代に交わした約束が時を超えて心に残るように、この物語は読み手の胸に温かい灯火をともしてくれるでしょう。トットちゃんの純粋さや、カマタ先生の深い思いやりは、読む人それぞれの記憶や経験に寄り添い、忘れていた何かを思い出させてくれます。
また、本書は大人が子どもに、そして子どもが大人に伝えたいメッセージが込められた一冊でもあります。どんな時代においても、約束を守ることの意味や、相手との信頼関係を大切にする気持ちは、私たちの生きる基盤となるものです。この物語を読むことで、私たち自身も約束を見つめ直し、今一度「大切な人とどう向き合うか」を考える機会を得られるでしょう。
優しく温かな言葉で紡がれた本書は、子どもから大人まで幅広い世代に届く物語です。この一冊があなたの心にそっと寄り添い、大切な人との絆をより深めるきっかけになりますように。
どうぞページをめくりながら、自分自身の「約束」を思い出してみてください。
内容説明
人の役に立つことが「生きる」こと。小学生から大人まで、人間にとって何が大事なのかがわかる1冊。
目次
第一章 みらい
第二章 あこがれ
第三章 だきしめる
第四章 おとな
第五章 かぞく
第六章 いっしょ
第七章 いのち
第八章 げんき
第九章 ごはん
第十章 やくそく
著者等紹介
黒柳徹子[クロヤナギテツコ]
東京・乃木坂生まれ。父はNHK交響楽団のコンサートマスター。香蘭女学校を経て東京音楽大学卒業後、NHK放送劇団に入団、日本初のテレビ専属女優として活躍。「徹子の部屋」は50年目を迎え、著書『窓ぎわのトットちゃん』は800万部超のベストセラーに。2023年に続篇とアニメ映画を発表。ユニセフ親善大使として世界各地を訪問。文化功労者、東京フィル副理事長など多数の役職を務める
鎌田實[カマタミノル]
1948年東京都生まれ。東京医科歯科大学医学部卒業後、諏訪中央病院へ赴任。30代で院長となり赤字病院を再生。地域包括ケアの先駆けを作った。チェルノブイリ、イラク、ウクライナへの国際医療支援、全国被災地支援にも力を注ぐ。現在、諏訪中央病院名誉院長、日本チェルノブイリ連帯基金顧問、JIM‐NET顧問、地域包括ケア研究所所長、風に立つライオン基金評議員(他)。武見記念賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。