内容説明
1941年の晩秋、江田島の士官学校卒業式に無理矢理参加させられた千葉貴子中尉を、連合艦隊に引き抜こうと司令長官山本五十六は画策する。武功章佩用者としての貴子の宣伝効果を狙ったのだ。一方で、戦争の足音が彼女たちのすぐ背後に迫っていた。連合艦隊と護衛艦隊は山本五十六の発案で、真珠湾とパナマ運河の二手に分かれて同時奇襲攻撃を敢行すべく準備を進めていたが、その矢先、ドイツと決別しての単独開戦という条件を覆す、ある重大な事件が勃発する。そして遂に決行されたパナマ攻撃。奇襲は成功したかに見えたが―。
著者等紹介
志真元[シマハジメ]
1969年、愛知県生まれ。TVアニメの制作進行を振り出しに、設定制作、制作プロデューサーを経験。世界名作劇場「ポルフィの長い旅」の脚本など、TVアニメ制作。TVアニメ脚本、ノベルス執筆という三重兼業状態のヘビーワーカー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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