内容説明
京都府警本部の目と鼻の先にある中立売橋で、若い男が殺されて放置されていた。死因は絞殺。捜査に当たった小比類巻とゆきえは、被害者の部屋で七福神のうち福禄寿の墨書きと朱印だけが捺された、奇妙な朱印帳を発見する。そして10日後。今度は丸太町橋近くの鴨川で男の絞殺死体が見つかった。今度の被害者は、恵比須神の朱印状を持っていた。だが、二人にはまったく接点がない。果たして連続殺人なのか?その矢先、捜査陣をあざ笑うかのように第3の事件が―。書下ろし旅情ミステリー。
著者等紹介
秋月達郎[アキズキタツロウ]
昭和34年5月15日、愛知県半田市に生まれる。早稲田大学を卒業後、東映に入社。本編映画のプロデューサーを経、作家に転進。現在、仕事のかたわら、町家と運河の研究に勤しみ、地域における町づくり支援をつづけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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