内容説明
京都の町家と町家のあいだの狭いセコ道でひとりの女子高校生が殺された。さらに近くの産寧坂で、記憶を失った女子高生・紗耶香が発見された。ふたりは親友同士だったのだが、結局、紗耶香の記憶は戻らず何があったのかわからないまま犯人も見つからなかった。そして10年後―。社会不安障害の発作に苦しみながらも、ようやく自分の記憶に向き合う覚悟をした紗耶香が、民俗学者・竹之内春彦の力を借りて調べ始めた矢先、新たな悲劇が。
著者等紹介
秋月達郎[アキズキタツロウ]
昭和34年5月15日、愛知県半田市に生まれる。早稲田大学を卒業後、東映に入社。本編映画のプロデューサーを経、作家に転進。現在、仕事のかたわら、町家と運河の研究に勤しみ、地域における町づくり支援をつづけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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