内容説明
上賀茂神社境内を流れる楢の小川で、早朝、若い女性の死体が発見された。女性は、素肌に総絞りの振り袖をまとい、手に丹塗りの破魔矢を握らされていた。捜査を開始した京都府警の小比類巻ゆたかだが、そこへ被害者の母親が駆け込んできた。警察と名乗る男から連絡をもらったらしい。だが警察ではそんな連絡はしていなかった。ゆたかに助言を求められた民俗学者の竹之内春彦は、独自の視点で事件を調べはじめたものの、その矢先、こんどは下賀茂神社の小川で、若い女性が殺された。
著者等紹介
秋月達郎[アキズキタツロウ]
昭和34年5月15日、愛知県半田市に生まれる。早稲田大学を卒業後、東映に入社。本編映画のプロデューサーを経、作家に転身。現在、仕事のかたわら、町家と運河の研究に勤しみ、地域における町づくり支援をつづけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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