内容説明
神戸・六甲山カンツリーハウスで開催中の「真夏の雪祭り」会場の雪の中から、男の変死体が発見された。着衣など身元がわかるものは何一つ残されていなかったが、男の口の中から奇妙なメモが発見された。メモには「但馬→三河→石見→備前→兵庫」の文字。絞殺されてから雪の中に埋められたらしい。イベント準備でにぎわう中、いったい誰が…。被害者の身元も判明しない難事件に、兵庫県警捜査一課・篝班の懸命の捜査が続く。神戸在住の著者による会心のミステリー。
著者等紹介
浅黄斑[アサギマダラ]
1946年神戸市に生まれる。関西大学工学部機械科を卒業後、日本スピンドル製造(株)に勤務。1992年『雨中の客』で第十四回小説推理新人賞を受賞、ミステリー作家としてデビュー、1995年第四回日本文芸家クラブ大賞受賞
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