内容説明
四発の超大型攻撃機「嵐山」の活躍でウェーキ島攻略に成功した日本海軍航空艦隊は、“攻撃こそ最大の防御”という山本五十六の信念の元、矢継ぎ早に作戦を展開していく。さらに山本は、資源の少ない日本の弱点を解消すべく、陸軍との間で航空機の機種統合を進め、嵐山をはじめとする各航空機の増産に努めていた。そして、迎えた昭和十七年六月、満を持した「MI作戦」がいよいよ発動される。自ら旗艦「大和」に座乗して、ミッドウェイに出撃した山本長官が密かに狙う驚天動地の大作戦とは。
-
- 和書
- 雷神 新潮文庫