内容説明
失意の皇子、悲恋の皇女。一三〇〇年の時を超えて、熱く激しいロマンがいまよみがえる!允恭天皇、木梨軽皇子、額田姫王、高市皇子…奈良・飛鳥を舞台に、戦乱と文化の時代を華麗に生きた人々の足跡をたどる、古代史エッセイ。
目次
第1部 二人の衣通姫(皇后の妹;皇太子の同母妹;応神王朝の跡をたずねて)
第2部 飛鳥の恋歌(万葉の女王;悲恋の皇子;古墳の抒情)
著者等紹介
樋口茂子[ヒグチシゲコ]
1928年(昭和3年)、静岡県生まれ。幼少のころ中国・満州で生活を送る。40年(昭和15年)、12歳のとき帰国して以後、京都に住む。45年(昭和20年)京都市立堀川高女卒業。57年(昭和32年)、初めて書いた小説『非情の庭』がベストセラーになり、文筆生活に入る。その後膠原病を発症し、休養をくり返しながら作家活動を続け、日本の古代をテーマにした随筆、小説を発表
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