出版社内容情報
次々と起こる事件。町の暗部迫った父の運命は
山間にある「三浦半島二子山ピープルタウン」。町が造成される前から多くのうさぎが棲息していたことから「うさぎが丘」と呼ばれていた。娘の大学進学を機に越してきた黒田父娘は、平凡な日々を過ごしていたが、うさぎの惨殺や大学生連続自殺が発生。不穏な空気が漂う中、娘が失踪。父は行方を探して奔走するが、町の暗部に迫ってしまい……。
【目次】
内容説明
山間にある「三浦半島二子山ピープルタウン」。町が造成される前から多くのうさぎが棲息していたことから通称「うさぎが丘」と呼ばれていた。娘の大学進学を機に越してきた黒田父娘は、平凡な日々を過ごしていたが、うさぎの惨殺や大学生連続自殺が発生。不穏な空気が漂う中、娘が失踪。父は行方を探して奔走するが、町の暗部に迫ってしまい…。
著者等紹介
周木律[シュウキリツ]
某国立大学建築学科卒業。2013年、『眼球堂の殺人~The Book~』(講談社ノベルス)で第47回メフィスト賞を受賞し、デビュー。本格ミステリの系譜を受け継ぐ「堂」シリーズで人気を博す(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ブランノワール
4
わかりにくい部分もありましたが面白かったです2025/09/02
しゅがー
2
主人公となる人間が途中で交代したりして情報の分断が起きたりしたけど、なんとかしながら見事解決まで進めたのは良かった。途中で「ん?」と思う場面もあったけど、そこは最後で「あー、だからか」となった。久しぶりに見事にストーリーに引き込まれた作品だった。2025/08/31
shonborism
1
都会に近いのに閉鎖的な町で起こる不可解な事件。親子の前に忍び寄る不穏な影。次に何が起こるのかと最後まで読まされる小説。2025/09/12
keisuke
1
少しうーんと思うところもありましたが、最後まで掻き乱してくる感じは嫌いではなかったです。展開も早く、一気読みでしたし。2025/08/11
鰹よろし
0
客観的事実がわかりにくく比較対象となるものも不明瞭、基本的に謎の提示とその引きとがイチ個人の主観のみで紡がれていく。また人と人との繋がりの希薄さの中で浮かび上がっていく閉鎖的なムラというシステムと無条件な信用あるいは強制力。この構成の意図には得心が行くものの、神視点での情報の橋渡しありきの繋ぎが気がかりだし、何より娘の筆跡を確信できるほどに父と娘の絆というか生活感が感じられなかったのが最後まで尾を引いた。娘「も」とした方が・・・。2025/08/13




