出版社内容情報
アリバイは阪神vs.広島戦!?
事件のカギを握るのは、野球界で実際に起きた出来事!?
警視庁捜査一課の神宮寺つばめは父親とともに、野球ファンが起こした珍事件を捜査する。捜査が暗礁に乗り上げそうになるたび謎のカープ女子が現れて……カープが25年ぶりのリーグ優勝を遂げた2016年から、コロナ禍で異例ずくめだった2020年シーズンまで、プロ野球界で実際に起きた出来事を背景に描く、爆笑&共感必至の痛快ミステリ!
内容説明
警視庁捜査一課の神宮寺つばめは父親とともに、野球ファンが起こした珍事件を捜査する。捜査が暗礁に乗り上げそうになるたび謎のカープ女子が現れて…。カープが25年ぶりのリーグ優勝を遂げた2016年から、コロナ禍で異例ずくめだった2020年シーズンまで、プロ野球界で実際に起きた出来事を背景に描く、爆笑&共感必至の痛快ミステリ!
著者等紹介
東川篤哉[ヒガシガワトクヤ]
1968年広島県生まれ。岡山大学法学部卒。広島カープが初めてリーグ優勝をした1975年にカープファンとなる(当時7歳)。2002年、カッパ・ノベルス新人発掘プロジェクトにて『密室の鍵貸します』でデビュー。11年、『謎解きはディナーのあとで』で本屋大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しんごろ
149
警視庁捜査一課の神宮寺勝男、つばめの親子鷹ならぬ親子燕が事件を捜査。捜査の解決先は、ベースボール・バーの“ホームラン・バー”。その常連客の謎のカープ女子の名推理で事件が解決するというお約束ネタのミステリ。2016年~2020年のプロ野球で実際にあった出来事に基づいていて、そんなこともあったなと懐かしかった。作者がカープファンということもあり、ややカープネタに特化してるけど、トラ吉の自分でさえも楽しめたので、プロ野球好きには面白い一冊ではあるかな。続編あるとのことで、早く読みたいですね。2024/07/10
nemuro
45
40代後半から転勤が頻繁となり数多の購入本は都度、段ボール箱に収納され引っ越し荷物と化したまま。そんな本たちが日の目を見たのは、富良野への移住(2017年4月)から約1年後。「本・函館2」「本・網走」「本・芦別」と直近から遡って開梱し併せて本棚も購入。その後、そろそろ定量(主に文庫本で2500冊余り)と判断し、自分なりに取捨選択の上で図書館に寄贈することに。実は東川篤哉も寄贈された作家の一人だが<探偵少女アリサ>シリーズを契機に再び買い始め本棚内にスペースを確保。「タイガースが好きすぎて」もあって愉しい。2024/12/15
10$の恋
40
日本のプロ野球好きには堪らん連作短編♪殺人事件を父と娘の刑事コンビが追うが、なぜか野球が関係する。さて、プロ野球の各チームファンが着る選手サイン入りレプリカユニフォームが次々と強奪される。ファンにとってお宝ものだ。私も金本直筆のを持ってるから悔しい気持ちが分かる。父娘刑事はどう解決に導く?謎のカープ女子の推理もお見事。プロ野球選手名や懐かしいエピソードがてんこ盛り、いずれもプロ野球ならではの詳細、なるほどの展開に拍手!私が野球ファンだから面白いのか、ストーリーが面白いのか…答えはどちらも正解やな⚾️😁。2024/10/20
ち~
29
大の燕党の神宮寺警部と相棒であり娘のつばめコンビ。ベースボール・バーで関係者の聴取中に偶然居合わせたカープ女子が鮮やかに謎を解く連作短編。2016年から20年まで、実際に野球界で起こった出来事がトリックに使われていて、これが上手い!そして面白い!以降も1年に1作書かれているとのこと。書籍化が楽しみすぎる。2024/08/03
barcarola
10
野球は自分にとって唯一の(?)わかるスポーツ。そんなわけで「あぁ、そんなこともあったなぁ」と期待以上に楽しませてもらった。2024/06/29