出版社内容情報
秀吉が惚れ、
家康が恐れた漢(おとこ)!
“鬼の左近”、
獅子奮迅の闘い!
石田三成を支えた勇将の生涯!
関ヶ原で家康を討つ!
石田三成を支えた猛将の戦い
戦場の勇者振りで「鬼の左近」と呼ばれた嶋左近。羽柴秀吉にその才を見出され家臣となり、関東出陣を機に石田三成の寄騎となる。宿敵・徳川家康の引き抜きの誘いにも乗らず、側近として三成を支え続ける。「三成に過ぎたるものが二つあり、嶋の左近に佐和山の城」とも謳われた漢は、関ヶ原で天下分け目の戦いに臨むが――。
(『嶋左近』改題)
内容説明
戦場の勇者振りで「鬼の左近」と呼ばれた嶋左近。羽柴秀吉にその才を見出され家臣になるが、関東出陣を機に石田三成の寄騎となる。以降、宿敵・徳川家康の引き抜きの誘いにも乗らず、側近として三成を支え続ける。「三成に過ぎたるものが二つあり、嶋の左近に佐和山の城」とも謳われた漢は、関ヶ原で天下分け目の戦いに臨むが―。
著者等紹介
近衛龍春[コノエタツハル]
1964年生まれ。大学卒業後、オートバイレースに没頭。通信会社勤務、フリーライターを経て『時空の覇王』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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晶
2
先週、関ヶ原へ行ってきた。島左近陣地跡まで歩いて向かい、関ヶ原を見下ろしてきた。タイムスリップしたような気持ちで楽しかったなぁ。島左近についてはわかっていないことも多いようで、それぞれの解釈があるのもまた楽しいことだ。2025/04/20
たかあき
2
この著者の本を読んだのは初めてなのだ、説明が多過ぎてテンポが悪い。そして何よりも気になったのは登場人物に魅力が無い事。 宮城谷昌光先生の言う時代小説ではない歴史小説を書きたいのか何なのか、その割には風格もなく・・・。残念な作品だった。2024/04/16
tako_machida
1
嶋左近の有能さよも石田三成のダメっぷりが目立ってしまってイマイチ。もっと左近をカッコよく書いて欲しかったかな。2025/03/09
グランくん
0
石田三成の重臣、嶋左近を描いた物。 筒井家に仕え、順慶が若くして亡くなった所から物語は始まります。そして、秀吉に引き抜かれ弟の秀長そして、石田三成の与力となり関ヶ原で果てる所までが描かれております。2023/05/01
high&high
0
かなりの量の参考文献。文献と文献の間を作者の想像で埋めていく。近衛小説の真骨頂とも言うべき作品。主人公の嶋や三成の喜怒哀楽の表現はおとなしく感じ、圧倒的な魅力のある人物としては描ききれていない。しかしなお、空想を最小限にしながらの努力に敬意を抱きながら、一気に読み終えることができた。2025/01/14