出版社内容情報
大病院の看護師の死の裏には血なまぐさい政界の権力闘争が!? 十津川警部の苦悩と誓いのドラマがはじまる! 渾身の長編ミステリー。
内容説明
総理大臣が入院している大病院の看護師・佐伯明日香が自宅近くで死体となって発見された。恋人の男性も死亡が確認され、自殺か心中とみられたが、十津川警部は、病院の不審な動きと二人の死は関係があると捜査を始める。佐伯の曾祖父が戦時中の東條英機首相暗殺計画に加わっていたという証言に事件の糸口が…?十津川が歴史と事件の扉を開ける!
著者等紹介
西村京太郎[ニシムラキョウタロウ]
1930年東京都生まれ。公務員生活ののち、数々の職業を経ながら創作活動を続け、63年『歪んだ朝』でオール讀物推理小説新人賞、65年『天使の傷痕』で江戸川乱歩賞を受賞し、デビュー。81年『終着駅殺人事件』で日本推理作家協会賞を受賞。2001年湯河原町に「西村京太郎記念館」をオープン。全著作や作家としての記録を展示。04年日本ミステリー文学大賞を、10年長谷川伸賞、19年に吉川英治文庫賞を受賞した国民的作家。17年には著作が600冊に到達した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
H
4
遅れ馳せながら西村京太郎への追悼として。こういう作品も書いていたとは知らなかった。2023/02/28
ブラック ミッフィー の チョコちゃん
3
西村京太郎、初読み。 おお!なんか火曜サスペンスみたいな感じの始まりだあ〜と思いなが読み進めた。 自分にはちょっと肌が合わない気がした。 西村京太郎の鉄道物とかもこんな感じなのかなあ?もしそうだとしたら、これから先、あまり読む機会は訪れないかもしれんなあ。(笑)2021/09/12
嵐ファン
2
星3.12021/12/14
Daisuk
1
戦争時の首相と現代の首相では状況が違うが、戦争も辞さないという考えに断固反対というメッセージを感じた。高齢化社会でインフレを抑える事を重視すると昨今の円安は狙い通りか。軍国化もインフレ可能性があるから避けるべき。潰れない社会というのは一見魅力ないけど、江戸時代同様、後で見るといい時代なのかもしれない。2022/09/19
あきさん
0
「必ずこの責任を取れ。信じている」ずいぶん重いバトンを渡されたものだ・・。2025/03/23