内容説明
東京オリンピックが開幕して賑わう横浜駅前でバイク暴走事故が起きる。偽装ナンバーをつけたバイクに乗っていたライダーは死亡、身元も不明。現場を目のあたりにした神奈川県警の白バイ隊員・本田木乃美は、仲間たちと捜査を続けるが―疾走感満点の追走劇と、オリンピックを巡る事件の意外な展開に、一気読み間違いなしの青春ミステリー!
著者等紹介
佐藤青南[サトウセイナン]
1975年長崎生まれ。「ある少女にまつわる殺人の告白」で第9回『このミステリーがすごい!』大賞優秀賞を受賞し、2011年同作でデビュー。著書にドラマ化された“行動心理捜査官・楯岡絵麻”シリーズのほか多数。2016年『白バイガール』で第2回神奈川本大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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しんたろー
199
第5巻はオリンピックで賑わう横浜を舞台にレギュラーメンバーが活躍…なのだが、延期になってしまった現実のせいか、それなりに楽しみつつも空しくも感じた。木乃美と潤が今まで通り特技を活かして頑張るのは悪くないし、脇役たちが元気なのは嬉しいが、事件自体に現実感がなくてイマイチなのが残念。バイクシーンは変わらず緊迫感があるが少なくなったのが寂しいし、野球に関しても「詳しくないな」と透けてしまうのも残念。佐藤さんは『サイレント・ヴォイス』シリーズも段々とトーンダウンしているし、この先が心配になる出来だった(;^ω^)2020/07/02
おしゃべりメガネ
128
シリーズ第5弾で開催が幻?となった東京五輪を舞台に白バイチームがまたひと暴れしてくれます。おっとりキャラの「本田」を中心に今ではすっかりダブル主人公とも言える立ち位置の「川崎」も相変わらずツンデレキャラ健在で物語を盛り上げてくれます。前作よりはだいぶマシになった後輩「鈴木」君も以前よりは先輩に逆らうコトなく、しっかりと二人を支えてくれています。とあるライダーの暴走事故から始まり、この事故がただ単に起きたレベルのモノではなく、その背景には思いもよらない事実が隠されており、事態は思わぬ展開に流れていきます。2020/12/12
紫 綺
96
シリーズ第5弾。東京オリンピックが開幕して(延期になったが…)賑わう横浜駅前で、死亡者の出るバイク暴走事故が起きる。身元不明のライダーの目的は何だっだのか?疾走感満点、曲乗りさながらのバイクチェイスシーンはいつもながら、圧巻である。細かいことは気にしない(笑)安定の面白さ!2020/04/28
ゆみねこ
89
東京五輪を目前にした横浜駅前で身元不明のバイクライダーが白バイに追尾されたあげくに暴走死亡事故を起こした。責任を問われ謹慎させられた元口にかけられた疑いを晴らすために木乃実たちは調査を。横浜を狙うテロリストとの戦いの行方は?相変わらずテンポ良く楽しんで読了。2021/04/07
☆よいこ
88
白バイガール⑤5巻目だから五輪にかけてる?東京オリンピック開催中の横浜。制止を振り切って暴走したバイクは歩行者をはね、追跡した隊員が責任を問われた。納得のいかない木乃実たちは、同僚の無実を晴らすため、暴走バイクの捜査に乗り出す。テロリスト集団との対決、爆弾を乗せたトラックを止められるのか…。▽今回もアクション多め、イケメン多めのエンタメ作品だった。2020/11/27