出版社内容情報
箱根駅伝ランナーの妹が誘拐された!?懸命に先導を務める潤、事件を追う木乃美だが……神奈川本大賞受賞の好評シリーズ第3弾!
内容説明
箱根駅伝1日目の深夜、翌日10区を走る選手の妹が誘拐される。神奈川県警の白バイ隊員・本田木乃美は、年末に起きた七里ガ浜殺人事件の捜査を進めていたが、駅伝先導を務める川崎潤から、選手の妹を探して欲しいと電話が入り―。駅伝×事件が同時進行、白熱の追走劇と胸熱の人間ドラマで一気読み間違いなし!大好評青春お仕事ミステリー!
著者等紹介
佐藤青南[サトウセイナン]
1975年長崎県生まれ。「ある少女にまつわる殺人の告白」で第9回『このミステリーがすごい!』大賞優秀賞を受賞し、2011年同作でデビュー。2016年『白バイガール』で第2回神奈川本大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
三代目 びあだいまおう
267
深さはないけど結構好き。年末に起きた残虐集団リンチ殺人、目撃者の証言と防犯カメラで犯人グループは地元で有名な暴走族と判明。年明けの箱根駅伝までに犯人グループを捕まえようと懸命になる白バイガール達。なかなか尻尾を掴めぬまま復路がスタート。川崎潤は神奈川エリアの先導を担う。本田木乃美は捜査を続けるが、事件の目撃者であり10区のランナーの妹の行方がわからないと!木乃美は必死に白バイで犯人を追う!スピード感がいい。白バイの先導ってこんなに大変なんだ!燻るのはクソ男共への怒り!外道3人への成敗はどうなったの‼️🙇2020/02/16
しんたろー
182
構えずに楽しめるシリーズ3作目。木乃美&潤の信頼関係が深まって、お互いの得意技で捜査する姿も板についた感じ。分隊の男達や捜査一課とのチームものとしても、ユーモア&仲間の絆を上手にまとめている。売り物のバイクチェイスもハラハラ楽しくて、アニメを観るようにサクサク読めた。気になっていた箱根駅伝の白バイ先導の裏側も興味深く読めたし、事件との絡め方も悪くない。残念なのは、事件の元凶であるバカ男達がギャフンと言うシーンがない事…キツイお灸を据えられると痛快だったのにと思った。さて、第4弾は木乃美か潤に春が来るかな?2018/01/31
おしゃべりメガネ
148
テンポの良さと読みやすさが素晴らしい『白バイ』シリーズ第3弾です。前作で主役の座?を奪われかけていた主人公「木乃美」が本作にて鬱憤を晴らすかのように活躍してくれます。もちろん'相棒'の「潤」もしっかりと出番があり、二人の活躍にますます目が離せません。今回は誘拐事件と駅伝をからめた展開なので、残念ながら他のメンバーは出番が少なめですが、その分「坂巻」が頑張ってくれています。相変わらずチームワークの素晴らしさにホロリと涙してしまい、クールだった「潤」もすっかり「木乃美」の影響か、アツいキャラになっています。2018/03/18
紫綺
123
下り坂の連続するヘアピンをフルスロットルでイッキに駆け抜けたような、スリルと興奮、緊張感、虚脱感。3巻目になるが、さらに面白い‼箱根駅伝の先導の夢、本田木乃美もいつか叶いますように♪2018/01/22
ダイ@2019.11.2~一時休止
123
白バイガールその3。箱根駅伝と殺人事件。タイトルから完結編かと思いきやこっちね、一安心。ラストシーンがイイ感じ。2017/11/16