出版社内容情報
五輪バブル崩壊後の中国情勢を解説する。
北京五輪に隠された驚くべき事実、そして、その裏で相変わらず進行する国家体制のひび割れ。現代中国の真の姿をわかりやすく解説。
国際社会の中での承認と地位向上を図る中国にとって、北京オリンピックは国威発揚の最大イベントだった。しかし、いざふたを開けてみれば、聖火リレーの大混乱に始まり、スポーツの祭典とは言いがたいウソとヤラセに満ち溢れた「政治ショー」であったことを世界に露呈した。
▼世界中を巻き込んだ「宴」が終わり、これまでひた隠しにしてきた“不都合な真実”が次々と白日の下にさらされる。限界に来た経済成長、深刻化する環境汚染、激しさを増す少数民族の抵抗、四川大地震の惨状と不十分な救援活動、粗悪品・コピー商品の氾濫による信用の失墜……限りなく噴出する問題と、高まる民衆の不満。果たして中国共産党政権は、どこまでこの国を統治できるのか。
▼独自の情報収集で中国の裏事情に精通する著者が、崩壊目前に迫った偽装大国の真実の姿を描き出す。
●第1章 三秒後の世界だった北京オリンピック
●第2章 経済発展の終幕
●第3章 封印された四川大地震
●第4章 毒餃子事件の?末
●第5章 汚染はいよいよ深刻化
●第6章 人民弾圧軍総動員でもテロ
●第7章 首都移転計画が進む
●第8章 無法国家の実態
●第9章 偽物天国は永久に不滅
●第10章 証券債券は紙屑に
●第11章 来たるべき展望
内容説明
ひた隠しにしてきたが“不都合な真実”が次々と露呈する。
目次
第1章 三秒後の世界だった北京オリンピック
第2章 経済発展の終幕
第3章 封印された四川大地震
第4章 毒餃子事件の顛末
第5章 汚染はいよいよ深刻化
第6章 人民弾圧軍総動員でもテロ
第7章 首都移転計画が進む
第8章 無法国家の実態
第9章 偽物天国は永久に不滅
第10章 証券債券は紙屑に
第11章 来たるべき展望
著者等紹介
柘植久慶[ツゲヒサヨシ]
作家、軍事ジャーナリスト。1942年、愛知県生まれ。1965年、慶應義塾大学法学部政治学科卒業。在学中より、コンゴ動乱やアルジェリア戦争に参加。1970年代初頭よりアメリカ特殊部隊に加わり、ラオス内戦に従軍する。1986年より作家活動に入る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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