出版社内容情報
幕末の盛岡藩・遠野で謎めいた殺しが相次いだ。剣客大柿半兵衛の許へ、力を貸してほしいとの要請が……。人気シリーズ完結編!
内容説明
盛岡藩主・南部家が治める遠野城下で若い娘十六人が相次いで失踪した。「魔切り剣」を悪用する天狗一味の仕業で、首領の大天狗は大柿半兵衛が遣う酔剣・神仙夢想流の達人との噂。“兄弟弟子”の悪事を見過ごせぬと、半兵衛は神々や物の怪が棲む異界・遠野へ。しかし現地の古老は、天狗は守り神、真の敵は呪力を操り悪行を重ねる「神魔一族」だと語り…。
著者等紹介
森詠[モリエイ]
1941年生まれ。東京外国語大学卒業。週刊誌記者を経て、71年『黒い龍』でデビュー。83年日本冒険小説大賞を受賞した『燃える波涛』に代表される、世界をまたにかけた冒険小説やハードボイルドで人気を博す。警察小説、94年に坪田譲治文学賞を受賞した『オサムの朝』などの青春小説、架空戦記、そして時代小説と、ジャンルの幅を広げて多岐にわたる著書を発表している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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