内容説明
災いをもたらすという“悪しき松”の臭いが江戸中に漂っていた頃、蝋燭問屋の一家や呉服問屋のあるじが盗賊に殺された。町中で評判の良かった彼等は殺される理由もないように思われたが、盗賊を自ら招き寄せた形跡があった…。人形師の兄妹が“おもかげ料理”と“からくり人形”ふたつの異能で事件の真相に迫る!じんわりと沁みる江戸人情ミステリー。
著者等紹介
倉阪鬼一郎[クラサカキイチロウ]
1960年三重県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。87年にデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ううち
5
料理屋のお話かと思って購入。からくり人形たちが有能なものの、思い出のお料理を作るのですが、食べられない飾りなどが多め?3巻だったようですが気がつかなかった。1、2巻は機会があれば。2019/08/12
nemu
2
おもかげ料理があったら頼みたい人がたくさんいるだろうな。2019/09/18
雅
2
前作を覚えてなかったから?ってなった2017/08/17
中身はおじさん
1
なんというか……もったいない!磯松、玖美のからくり人形も、おもかげ料理も、千之助の鼻も、依那古神社の兄弟も、どれでも一冊いけるでしょう!(の割りに、悪人は陳腐かも)はっ!もしかしてシリーズもの? 納得です2019/05/13
ササ
0
そういう解決方法ですか!と驚く。神官が出てきて、悪の化け物を封じ込むとは。この巻で一旦終わりのようだが、やはり妹兄ふたりに感情移入できぬまま。2022/09/29