内容説明
女子校に憧れた和実は、猛勉強のすえ中の丸学園に合格。だが入学すると、学園は共学になり、「大奥」と呼ばれる生徒会に牛耳られていた!憧れの「上様」はまるで雲上人。クラスメイトは外部入学者に冷たい。さらに、大嫌いな幼馴染み・鼻くそギルバートに愛を告白されてしまい…。子どもから大人まで全ての女子をときめきと笑いの渦に巻き込む、学園ラブコメの決定版。
著者等紹介
宮木あや子[ミヤギアヤコ]
1976年神奈川県生まれ。2006年「花宵道中」で第5回「女による女のためのR‐18文学賞」大賞と読者賞をW受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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りゅう☆
77
女子校を受験したハズなのに数年前から共学だった。でも男子は2人。ただし2人とも今までの鼻くそ男子とは違い綺麗な人。そして学園には大奥が存在し、生徒会長の上様、監査役の家老様とはお末以上でないとお近づきになれないのに「魔法のボタンの君」として覚えてもらえた和実。中学から入学したので外部と呼ばれハブに。同じ外部出身の麻紀と侑子と3人で仲良くなる。でも徐々にみんなに受け入れられるようになり、夏合宿では上様たちの風呂場の覗き見に笑える。鼻くそギルバートに告られ逃げる日々。銀歯ちゃんもいつの間にか話すようになって→2019/07/26
ひめありす@灯れ松明の火
68
柚木さんに続いて、宮木さんも諦めたってよ。なのでしょうか。只管漫画チックというか一昔前の少女小説みたいなハイテンションな学園コメディでした。My birthday懐かしいな。中学生くらいの時に学校ではやりかけたんだけど、そのあとすぐにアニメージュとかに話題が移っちゃったんだよなあ、でも立ち読みしたよねー、と色々思い出しました。高校生のときには薔薇様姉妹に憧れたりもしたので、ロサキネンシスアンブウトゥンプティスールのプティスールとか聖様志麻子様とか懐かしい。でも露天風呂はやっぱり覗いちゃ駄目だと思うのです。2014/04/19
takaC
67
全く少女ではない自分ですが一気読みで読んでしまいました。あとがき+豊島解説も併せて楽しめたよ。2014/12/25
dr2006
49
あの宮木さんが描くラブコメに大ハマり、凄く面白かった!あとがきで「既存の学園もののセオリーを覆した古き良き80年代ラノベ」を目指したとのことで、自分は世代的に合っていたのかも。録りためていた2クール分のTVアニメを一気観したみたいな達成感だ。女子校での生活に憧れていた主人公の和実は、幼稚園~高校一貫校の中の丸学園に中学から受験入学した。この年、和実のような途中入学した生徒は3人しかおらず、クラスの皆から「外部」と呼ばれハブかれる。学園には生徒会を偶像化させた「大奥」が存在し、何故か男子が2人だけ居るって⁉2025/08/27
kumicom
42
コバルト文庫っぽい文体、ティーンズハートっぽいイラストや装丁、そして我が愛読雑誌「My Birthday」が揃ったおかげで、読んでて懐かしい気持ちになった〜。テンション高いのが若干苦痛に感じたとこもあって、ああ、私も随分年とったなあ、なんて。ロサキネンシスアンブゥトンプティスールって一体なんですか??でも、途中から失速して最後はまるで尻切れとんぼ。あとがきを読んでその理由はわかった。でも、確かにショックを感じて失望したのはわかるけど、宮木作品を楽しみにしていた読者の気持ちも考えて書き直してほしかったな。2015/06/08




