出版社内容情報
こいつら、最高すぎる……! 昼休みの“完全犯罪”にご用心!?
本格ミステリ大賞受賞作家の最高到達点!
九十九ヶ丘高校のある日の昼休み、2年の男子ふたりが体育館裏のフェンスに空いた穴から密かに学校を脱け出した。タイムリミットは65分、奴らのミッションは達成なるか(第1話「RUN! ラーメン RUN!」)。文化祭で販売する部誌の校了に追いつめられた文芸部員たち。肝心の表紙イラストレーターが行方不明になり、昼休みの校内を大捜索するが――(第2話「いつになったら入稿完了?」)。
他人から見れば馬鹿らしいことに青春を捧げる高校生たちの群像劇と、超絶技巧のトリックが見事に融合。稀代の若き俊英が“学校の昼休み”という小宇宙を圧倒的な熱量で描いた、愛すべき傑作学園ミステリ!
《ここまでやるか、阿津川辰海!――驚嘆の声、続々》
「あーくやしい!『学生時代に戻りたい』なんてこの本を読むまでは一度たりとも思ったことがなかったのに!」
――芦沢央さん
「日常は、解き明かされることを待っていた。何の変哲もない平凡な日々を開いてみれば、そこには輝くばかりのミステリーが詰まっている。阿津川辰海が教えてくれた魔法が、私達の日々まで彩っていく」
――斜線堂有紀さん
「晴れ晴れとした気分になる青春ミステリ! 馬鹿らしくも愉快なアレコレに惜しみなく情熱を注ぐ高校生たちの姿は、まるでこの作者の創作態度を見るようだな!!」
――東川篤哉さん
〈目次〉
第1話「RUN! ラーメン RUN!」
第2話「いつになったら入稿完了?」
第3話「賭博師は恋に舞う」
第4話「占いの館へおいで」
第5話「過去からの挑戦」
装画/オオタガキ フミ
内容説明
昼休みの完全犯罪にご用心!?
著者等紹介
阿津川辰海[アツカワタツミ]
1994年東京都生まれ。東京大学卒。2017年、新人発掘プロジェクト「カッパ・ツー」により『名探偵は嘘をつかない』でデビュー。以後発表した作品はそれぞれがミステリ・ランキングの上位を席巻。2020年、『透明人間は密室に潜む』で本格ミステリ・ベスト10で第1位に輝く。2023年、『阿津川辰海 読書日記 かくしてミステリー作家は語る“新鋭奮闘編”』で第23回本格ミステリ大賞“評論・研究部門”を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
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