内容説明
まぶしくて、切なくて、最高に愛おしい。バンド×青春ミステリー!
著者等紹介
岡崎琢磨[オカザキタクマ]
1986年福岡生まれ。京都大学法学部卒。作家を志すまではプロのミュージシャンを目指していた。2012年、第10回『このミステリーがすごい!』大賞隠し玉に選出された『珈琲店タレーランの事件簿 また会えたなら、あなたの淹れた珈琲を』でデビュー。翌年同作で第1回京都本大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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乱読太郎の積んでる本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みかん🍊
100
京都ではなく下北沢、学生時代バンドをやっていた音無は難関を突破し音楽雑誌RQの編集者となり新人の仕事としてインディーズバンドを紹介するコラムの連載を命じられる、編集長の紹介で行ったライブハウスで何故が数々の事件に遭遇しマスターの推理で見事解決のミステリー連続短編集、バンドを続けインディーズからメジャーへデビューというのは難しい仲間割れ、周りの嫉妬様々な問題が湧きあがる、マスターの推理力もさることながら音楽を愛するが故に深いい事を言います。2019/08/06
ダイ@2019.11.2~一時休止
75
連作短編集。インディーズバンド発掘の際に出会った事件を解く。track2のセットリストのところがよかった。2019/09/13
hiro
74
音楽雑誌ロック・クエスチョン、通称RQの新人編集者オンタマこと音無多摩子が、編集長・大久保の指示でインディーズバンドを紹介するコラムを受け持つことになり、そこで機材損壊、盗難、SNS炎上などの五件の“事件”に巻き込まれ、その謎を下北沢のライヴハウス「レジェンド」のマスター・五味淵が解くという安楽椅子探偵物の短編集。謎解きの楽しみだけでなく、大久保の親父ギャグと五味淵が持つ不思議なギャップはクスッと笑わせてくれる。そして全く知らないインディーズバンドの世界も知ることができた面白いライトミステリだった。2019/09/06
オーウェン
65
数が少ないがミステリの1つである音楽もの。 有名な音楽雑誌の編集者に就職した音無。 インディーズのバンドのコラムを任されたので、下北沢のライブハウスで目を付けたバンドにちょっとした事件が。 殺人とかそういう重たいものではなく、ライトなミステリなので非常に読み易く読後も爽やかな類いが多い。 とはいえバンドなので、見知らぬ他人が集まれば仲違いは当然。 その中でラストの話が中々凝っているミステリ。 オーナーの五味淵が良い味を出しており、音無しとの掛け合いも楽しい。2021/10/20
雅
48
事件そのものよりも何故その事件が起こったのか?に焦点が当たったミステリー。ライトな導入から心の奥底に入っていくような謎解き部分へ。けっこう楽しめました2019/08/22