はれのち、ブーケ

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  • サイズ B6判/ページ数 252p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784408535814
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

30歳―仕事、恋愛、結婚…別々の人生を歩み、それぞれの悩みを抱え、自分の進む道を模索するかつてのゼミ仲間たち。ひと組のカップルの結婚式を通して、六人の男女が見つける幸せの形、等身大の生き方を、健やかかつ繊細な筆致で描く。期待の新鋭が贈る傑作長編。

著者等紹介

瀧羽麻子[タキワアサコ]
1981年兵庫県生まれ。京都大学卒業。2007年、『うさぎパン』で第2回ダ・ヴィンチ文学賞大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yanae

73
わぁ♡こういう本大好き♡瀧羽さんの素敵な連作短編でした。大学時代のゼミ仲間の結婚式。主役の二人はもちろん、仲間の視点で話が進む。ほんとどの章もよかった。けど、仲間で唯一既婚者の章太郎の話は共感が多かった。独身の人と遊ぶと楽しいのだけど、気力を使う…とか、すごくわかる。そして、それを表現できる瀧羽さんすごいなぁ、好きだなぁ♡読後感とてもよい一冊です。2018/12/11

りお

49
スッキリ&爽やかな読了感でした。みんなそれぞれ色々なものを抱えていて、でも一歩踏み出そうとしている姿がかっこよかったです。私はまだ友人の結婚式に出たことはないですが、どんな気持ちで迎えることになるんだろう。2014/03/22

b☆h

42
なかなか結婚に踏み切らない優柔不断な彼氏に苛立つ理香子、結婚したいと思えない自分に焦る鈴子、考え過ぎて結婚のタイミングを掴めない裕人、結婚する覚悟が持てない奈緒、恋愛より仕事に情熱を注いでしまう亮、一足早く父親になった章太郎。大学時代のゼミ仲間である6人が、結婚式を通して自分の生き方を考える連作短編。どんなに時間を共に過ごしても、やっぱり人の心なんて分からないものだ。近くにいるからこそ言えないことも、見えないこともある。だからこそ、心を開いて違いを受け入れることで、新しい道が開けることもある、理想の関係。2023/09/08

nyanco

42
新婦・理香子は、すごくしっかり者で自分の意見をしっかり持っているんだけど、私はちょっと苦手なタイプ。優しいんだか自己主張が出来ないんだか優柔不断な裕人も私なら選ばないタイプだな~。てっきり朝から夜まで…結婚式の一日で二人の心情を綴る…というおはなしかと思ったら、二人以外にも大学のゼミ仲間6人の男女の物語でした。結婚前の者は結婚に憧れたり、結婚と仕事の選択に悩んだり…。既に結婚している先輩・章太郎の存在が面白かった。最終章の章太郎の妻・ゆかりの話がとても面白かった。続→2010/12/16

ぽぽ♪

37
とても温かい話で、読了後ほっこりした気分になれました。リレー形式で主人公が変わっていくのも楽しかったです。ラストの六甲台の話は、主婦目線だったので、割と共感できました。私はキャリア思考ではないので、羨ましいとは思いませんが、気持ちは何となく解りました。理香子と裕人の話もお気に入りです。2015/02/07

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