内容説明
毛利元就の三男隆景。智将とうたわれた男の乱世を生き抜く処世術。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
佐治駿河
26
先日、童門冬二先生の「黒田如水」を読みましたが、続けてこの作品を手に取りました。まあ良くも悪くも小早川隆景の物語。本書を書いている段階では、隆元があまり評価されていなかった時期ですかね。また、後半では、吉川元春の秀吉嫌いが強調されて描かれていたのが自分的には嬉しく思いましたね。2024/05/06
徳浄さん
21
『村上海賊の娘』を読んで毛利に興味を持った。海賊の総大将でもある。文中で恵瓊が足利義昭に隆景の事を説明するのに、部下に対する管理法のエピソードを披露してその人となりを示している。曰く、文書は急いでいる時はゆっくり書け。曰く、人に話をしてすぐわかりましたという者にわかったためしはない、と。小早川隆景ほど状況分析や決断力があるものはない。とべた褒めしている。彼がもう何年か長生きしていれば日本の歴史も変わったかもしれない。2017/04/19
菜巳
1
毛利家の存続を一途に求めた人物。2014/05/03