農民国家中国の限界―システム分析で読み解く未来

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農民国家中国の限界―システム分析で読み解く未来

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  • サイズ B6判/ページ数 271p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784492443675
  • NDC分類 611.022
  • Cコード C3033

内容説明

中国は超大国になれない!「奇跡の成長」は終わりを遂げ、大調整期へと突入する。「農」と「土地」の視点から、中国社会の課題と行方を提示。

目次

序章 冷静に中国を分析できない日本人
第1章 中国は巨大な農民国家
第2章 膨張する都市と地価
第3章 「奇跡の成長」はなぜ起こったか
第4章 都市と農村の大格差
第5章 農業では豊かになれない
第6章 中国爆食論の嘘
第7章 日本というモデル―なぜ農工間格差を是正できたのか
第8章 農民国家中国の未来

著者等紹介

川島博之[カワシマヒロユキ]
東京大学大学院農学生命科学研究科准教授。1953年東京都生まれ。1977年東京水産大学卒業、1983年東京大学大学院工学系研究科博士課程単位取得のうえ退学(工学博士)。東京大学生産技術研究所助手、農林水産省農業環境技術研究所主任研究官、ロンドン大学客員研究員などを経て、現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

セイタ

2
中国を農業という観点から分析した本!4時間で読了。まず、著者は農業が専門分野にもかかわらず、他産業との関連の中で、しかもそれを中国という外国で分析しようとしたことは賞賛に値する。現に農業の国際比較などは面白かった。ただ、中国の政治や社会に関する分析がお粗末である。学生のレポートに知人の中国人の私見を付け加えたレベルである。(学部生のレポートならば最高評価がもらえると思う)読んでて違和感があるところがかなり多かった。著者は自らの専門である農業をもっと突き詰めていれば東大の教授にも慣れたのではないかと思う。2023/02/08

Tom Zacky

1
勉強になった^^2012/08/26

Peko I

0
中国は、高度経済成長期の日本というよりも、戦前の日本に似ている。小作農の権利を保障しないまま経済成長に突き進んでいる点で、戦後日本の経済成長とは大違いである。極端な中国崩壊論、極端な超大国論でもない、バランスのとれた中国解説本です。冷静な文章で且つ解り易い。良書。2014/02/06

kilroy

0
★★☆(再読の価値あり)総合的に物事を「システム」で分析する手法で「中国」を分析しつつ、日本の現代史まで解説。中国はアメリカ並みの超大国にはなり得ない説に納得。かつて世界2位の経済力を誇った国が超大国になり得なかったのと同じ理由で…。2013/03/23

sasuke

0
都市に住む人と農村に住む人の間に身分の違いがあること。8億人が農民であり、農業だけでは豊かになれないこと。私有財産を認めない国で地方の役人がどうして金持ちになれるのかなど、日本との違いがよくわかった。2012/10/06

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