内容説明
君にもこの光は届いているか―。光の演奏―“光楽”―を通じて、子供たちにメッセージの発信をはじめた天才高校生・光瑠。その目的を探ろうと、大人たちの魔手が忍び寄るが…。実力派が放つ、傑作ファンタスティック・ミステリー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
オーウェン
54
子供たちが深夜2時に見た不思議な光。 それは幼いころから光楽の才能を持つ光瑠の手によるもの。 ある種の興奮と生気を取り戻させていく光。 子供はそれを救いと見るが、大人は一種の麻薬であるという認識。 どちらが正しいのかは、光瑠のコンサートにまで続いていく。 東野圭吾らしい科学的知識を散りばめており、そこに光瑠を巡るサスペンス要素。 ラストのこれから始まるという締めは、ある種の突き放しのように感じるが、一体どういう景色なのだろうか。2020/11/27
takaC
45
今読むと21世紀ではちょっと非現実的かもと思う点もチラホラではないかな?2014/04/04
Yumi
15
《図書館本》なんとまた凄い話。東野圭吾の頭の中どうなってるの😂😂すごすぎ!昔の作品もやっぱり読みやすくて好き😊✨飽きない!2023/08/24
うさっぴ
7
何だか不思議な話だった。天才というのは、孤独な存在だと思った。2015/01/04
星落秋風五丈原
7
「光にメロディがあるの?」「あるさ。みんな、そのことに気づいていないだけさ」。"光"を"演奏"することでメッセージを発信する天才高校生・光瑠。彼の「光楽」に、感応し集う若者たち。しかし、その力の大きさを知った大人たちの魔の手が忍び寄る。新次元コミュニケーションをめぐる傑作長編ミステリ。 1994/09/05