出版社内容情報
命を助けた若者に、つらい人生を歩んできたゆえの奇怪な風貌を罵倒され、心が折れてしまった老姉妹。10年にわたり、部屋で安らかに眠り続ける少年。敷地内に薄暗い洞窟を持つ金持ち夫婦に雇われて、“隠者”となった男。“蝶の修理屋”を志し、手術道具を使って博物館の標本の蝶を蘇らせようとする少年。ブッカー賞最終候補の著者が、日常と異常の境界を越えてしまい異様な事態を引き起こした人々を描く、奇妙で愛おしい珠玉の短編集。デイヴィッド・ロバーツの挿画10点掲載、文庫化。
内容説明
命を助けた若者に、つらい人生を歩んできたゆえの奇怪な風貌を罵倒され、心が折れてしまった老姉妹。敷地内に薄暗い洞穴を持つ金持ち夫婦に雇われて、“隠者”となった男。“蝶の修理屋”を志し、手術道具を使って標本の蝶を蘇らせようとする少年。―ブッカー賞最終候補作の著者による、日常と異常の境界を越えてしまい、異様な事態を引き起こした人々を描いた珠玉の短編集。
著者等紹介
ジャクソン,ミック[ジャクソン,ミック] [Jackson,Mick]
1960年、イギリス生まれ。20代の頃はアメリカのロックバンドで活躍、その後短編映画の監督・脚本を手がけ、1997年に『穴掘り公爵』で作家デビュー。同書はイギリス最高の文学賞であるブッカー賞と、イギリスまたはアイルランド在住の作家に与えられるウィットブレッド賞(現在はコスタ賞)デビュー作賞それぞれの最終候補作となった
田内志文[タウチシモン]
翻訳家、物書き(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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