内容説明
嵐山温泉の事件を機に志垣警部らと懇意になった三島のおばちゃん野中貞子は、志垣の姪・千代との結婚が成就しなかった和久井のために、新たな見合いを企画。先方の希望で場所は青森県の秘湯・青荷温泉、時期は真冬の二月と決定。和久井は渋ったが、女性が予想外の美しさで大感激。すっかり乗り気となったが、翌朝、宿の前に巨大な雪だるまが出現。一部が氷イチゴのように赤いので割ってみると、見合い相手の惨殺体が転がり出た。書き下ろし長編ミステリー。
著者等紹介
吉村達也[ヨシムラタツヤ]
1952年生まれ。東京出身。一橋大学商学部卒。ニッポン放送ディレクター、扶桑社編集長を経て、1990年専業作家に。推理作品シリーズ、ホラーサスペンス、歴史ミステリー、レイルロード小説のほか、教養本など、多彩な執筆活動を展開している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Syo
18
なるほど。 う〜む。 親友3人組それぞれと 付き合う美人の女性という 設定がイマイチ理解 できなかったけど、 なるほどね。2017/08/21
そのぼん
5
刑事のキャラが濃かったです。雪だるまの中からまさかの…って、想像したら寒気がしました。2012/01/14
みさよ♪
1
吉村さんの訃報を知った翌日に借りてきた本。もう志垣警部と和久井刑事に会えなくなるのかと寂しくて寂しくて(:_;)。 和久井刑事が結婚されないまま途絶えてしまったのは残念だけど、きっとどこかで活躍してると思う事にしました。新作では会えないけど、二人に会いたくなったらまた読み返そうと思います!!2012/05/23
二分五厘
1
和久井刑事のお見合い、引っ張るなあ…。呪われたお見合いシリーズ?2012/03/30
t280280
1
和久井刑事が再び『お見合い』をする事になり、青森県の「ランプの秘湯」青荷温泉へ。しかしその見合い相手の女性が殺害されてしまう。雪に閉ざされた陸の孤島的なイメージの青荷温泉と一夜のうちに忽然と現れた雪だるま漬けの惨殺体という設定の妙。過去の事件での『雪だるま』の使われ方も斬新な感じでした。トリック自体は、ちょっと虚をつかれた位のもので、撚蜜に計画された感はないんだけどね。事件当事者の男女の四角関係、、こんな関係になっても縁が切れたりしないで逆にがんじがらめに結ばれてしまうのが悲しくて恐ろしいです。 2012/03/31
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