内容説明
宮崎県高千穂への新婚旅行中、新妻が高千穂線の車中で失踪した。残された私立探偵の夫は探しまわるも、彼女の行方は杳として知れない。折りも折り、別の新婚カップルの夫のほうが行方不明に…。夫探しの依頼を受けた探偵は、あまりに似たケースに、妻の失踪と関連があるのではと思い、依頼者の彼女と寝台特急「出雲1号」に乗り込む。目的地の出雲市に着く直前、彼女の夫が姿を消したからだ。
著者等紹介
西村京太郎[ニシムラキョウタロウ]
昭和5年、東京に生まれる。公務員生活ののち、数々の職業を経て、創作活動をつづける。昭和38年、『歪んだ朝』でオール読物推理新人賞、40年『天使の傷痕』で江戸川乱歩賞を受賞、推理作家としてデビュー。56年『終着駅殺人事件』の日本推理作家協会賞受賞で推理界に不動の地位を築く。平成13年10月湯河原町に「西村京太郎記念館」をオープン。平成16年10月末に、第8回ミステリー文学大賞を受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あつひめ
24
意外な結末で驚いたけれど、電車を使った旅を満喫した感じ。行ったことがないところをバーチャル体験させてもらった。神隠しに遭った男女!とか帯に書かれているけれどそういう単語で物語を想像しちゃうからなるべく見ないようにしようとは思うのだけど。一畑電車って名前も初めて聞いて乗ってみたいなぁと思った。2024/07/17
pyonko
1
いつ十津川警部が出てくるのだろう、と思いながら読んでいたら出て来なかった。最初に出てくる高千穂鉄道は現在廃線になっている。是非乗ってみたかった鉄道である。実行犯の正体はちょっと気付かなかったので、そこはしてやられた。2014/05/03
-
- 和書
- 球状黒鉛鋳鉄の基礎と応用