内容説明
東急世田谷線上町駅近くのマンションで起きた29歳の既婚女性墜死事件は、自殺の様相を濃くしていた。世田谷中央署の蔵前一郎刑事の相談を受けた元警視庁警視の父親は、自分が被害者の恩師に成りすますことを提案。頼りない息子に指図しながら捜査を進めるうち、同じマンション内の意外な交友関係が浮上する…(「三か四か」)。など、私鉄沿線在住の人間たちの錯綜した関係が織りなす六つの事件。
著者等紹介
雨宮町子[アメミヤマチコ]
1954年、東京生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。1997年、『骸の誘惑』で第2回新潮ミステリー倶楽部賞受賞
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