• ポイントキャンペーン

じっぴコンパクト新書
「あの世」の名画―絵画で読み解く世界の宗教

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 174p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784408455891
  • NDC分類 720.2
  • Cコード C0214

内容説明

地獄・天国の名画を観れば、世界の宗教はこんなにわかりやすい!キリスト教、イスラーム教、仏教、神道、ヒンドゥー教、ギリシア神話、北欧神話…この一冊で世界三大宗教から神話まで、基本がわかる!!

目次

第1部 西方世界のあの世(西方世界のあの世とは?「一神教」が死後の世界観の重要なキーワード;終末 世界の寿命は7000年!?異教徒は全滅する!;最後の審判 あなたは天国、きみ地獄!生き返ってもすぐあの世へ…;天国の門 天国ってどんなとこ?教会建築は天国のレプリカだった!;エデンの園1 都市型か、庭園型か…あなたの好みはどちらの天国? ほか)
第2部 東方世界のあの世(東方世界のあの世 壮大なスケールで展開する万物流転の世界;須弥山 極楽や地獄はこの巨大な山にある!;極楽1 修行は不要!「南無阿弥陀仏」の一言だけで行ける天国;極楽2 苦しむ人々を早く救いたい…雲に乗ってかけつける如来;地獄 生前に犯した罪しだい!責め苦の種類は世界一 ほか)

著者等紹介

蔵持不三也[クラモチフミヤ]
1946年、栃木県生まれ。早稲田大学第一文学部仏文専修卒業後、パリ第4大学(ソルボンヌ校)修士課程(比較文化専攻)、パリ高等社会科学研究院博士課程(文化人類学専攻)修了。博士(人間科学)。早稲田大学人間科学学術院教授・モンペリエ大学客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ハイランド

56
信じる人と信じない人の間には深くて広い河がある。一方は矛盾に満ちた非科学的な経典を何故信じられるのだと言い、神の語ることを詮索するなんて畏れ多いと一方は言う。本当に神がいるのならば、祈り方やある食べ物を食したかしないかで救われるかどうかを決めるなんて狭い料簡を持っているはずはないだろう。「あの世」の名画というよりも様々な宗教の此岸のあり方を説明する挿絵として古今の絵画を載せている本。此岸、とりわけ地獄のあり方が似通っているのは人間の想像の限界か。宗教が社会規範遵守の道具という一面を有すると再認識した一冊。2016/07/23

ミエル

13
不思議なことにどんな宗教にも「あの世」的な世界がある。つまり宗教の存在理由として死への恐怖を緩和することが重要視されてるのは世界共通らしい。どこの「あの世」へ行きたいかと言われれば、間違いなく身近な愛する人や動物のいる「あの世」を日本人は希望するだろうと推測。神の存在よりも身近な愛だよね、たぶん。2016/04/18

aisu

8
新書って感じの肩のこらない本?絵画・画家についてというより世界の宗教を広く浅く面白く?紹介?2016/02/23

Pontmercy

3
広く浅く世界の宗教が書かれていて読みやすかった。地獄はどこも苦しそうだが、天国のような良いほうの死後の世界の価値観がけっこう違っていて驚いた。とくに北欧は天国でも戦争のために訓練していたり、他の宗教によっては天国でもそんなに幸せそうではなかったり、女性は天国のような世界には入れないとか、救いのないように思われるものもあり、これもまた驚いた。2016/08/26

P-man

3
あの世の名画を紹介するというよりも、あの世の紹介に名画を挿絵代わりに使っているといった感じ。とはいえ多くの宗教の死生観を一同に浅く紹介しているので、読みやすくて中々面白かった。バイキングは戦死として戦って死なないと天国に行けないってなかなか壮絶だな・・天国って言っても大戦争のために訓練しなきゃいけないし・・・w2016/04/09

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/10179381
  • ご注意事項