人間ども集まれ!完全版

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  • サイズ A5判/ページ数 659p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784408394596
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C0079

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kokada_jnet

27
「週刊漫画サンデー」に1967年-68年に連載された、手塚治虫初の、オトナ漫画の長編作品。女性キャラクターが露骨に小島功の真似でオカシイね。内容的には「山椒魚戦争」からの影響を、大きく感じる。峯島正行『回想 私の手塚治虫』では、この漫画が精子を題材にしているのは、手塚が医学博士号をとった研究が「タニシの精子の研究」だったせいじゃないか、としている。2017/07/16

あぶらや

13
手塚治虫は連載した作品を単行本として出す際に加筆や書き直しをするので有名だが、完全版と銘打ったこの本は両方を乗せている。その比較が非常に興味深かった。 又、「上を下へのジレッタ」同様の絵のラインをワザとラフにしているのも魅力的だ。2017/11/20

還暦院erk

8
図書館本で読んだことはあるのだが、ラストが正反対の雑誌掲載分も読みたくて、本書を購入。第3部の群論も含め、読み応えあった!手塚先生の飽くなき漫画追求欲に改めて触れることができた。完成版に感謝。2019/02/25

PukaPuka

4
無性人間、今はこういうマンガ、書けないだろうな。男でも女でもない人間を大量生産して戦争に駆り出す、今だとsensitive過ぎる設定だから。手塚治虫がこんな作品も描いていたのは、なんかうれしい。2017/09/22

Kengo Kuwano

4
手塚治虫の異色作を今さら読みました。この版の売りは、他の単行本ではカットされている連載時にはあった最終章が収録されているところ。随分と印象が違うものです。モノとして扱われている男でも女でもない無性人間が、やがて人間に反旗を翻して…という、古くても新しいテーマで、厚い本ですがあっという間に読めました。おもしろい!手塚ファンの漫画家の寄稿も良いです。2015/11/01

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