内容説明
55歳でTBSを退職し、禅の道を進んだ宗泉老僧が、鎌倉の春夏秋冬を人の一生にたとえて語る人生訓話。
目次
第1章 人生を振り返って―鎌倉、浄智寺、父のこと(浄智寺は、鎌倉五山の第四位に定められた古い禅寺;浅草で生まれて、すぐに飯能へ ほか)
第2章 春は花―ただ自然の赴くままに(春は浄智寺境内が最も華やぐ季節;円覚寺の門を叩いた、五十五歳の春 ほか)
第3章 夏時鳥―古き日本に懐かしむ(六月は北鎌倉が最も賑わう紫陽花の季節;父の日にみる、昨今の親子関係 ほか)
第4章 秋は月―竹林にて耽る(秋は節目の季節;「老い」と向き合う敬老の日 ほか)
第5章 冬は雪―無の心を知る(昔は池が凍るほど寒かった冬の鎌倉;人はみんなサラリーマン ほか)
著者等紹介
朝比奈宗泉[アサヒナソウセン]
1923年東京・浅草生まれ。1950年早稲田大学政経学部卒業。翌年TBS(現)入社。「兼高かおる世界の旅」などのプロデューサーを経て、1979年仏門へ。以降、浄智寺(臨済宗円覚寺派・鎌倉五山の第四位)住職を経て、現在は閑栖。浄智寺の寺務をこなしつつ、各種講演や執筆などで活躍している。父の宗源(そうげん)は元円覚寺管長、息子恵温(えおん)は現在、浄智寺住職・円覚寺宗務本所勤務
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