じっぴコンパクト新書 西武沿線の不思議と謎

高嶋 修一【監修】

実業之日本社（2016/01発売）

• サイズ 新書判／ページ数 191p／高さ 18cm
• 商品コード 9784408111704
• NDC分類 686.213
• Cコード C0225

内容説明

西武新宿駅はなぜほかの新宿駅から離れているのか？ふだんなにげなく見ている駅や沿線風景にも意外な事実、驚きのエピソードがあった！西武沿線がもっと好きになる知的案内本。

目次

第１章　意外な事実が見えてくる！西武鉄道のヒミツ（銀河鉄道・あのはな・ガンダム…西武鉄道にアニメコラボが多いワケ；中村橋駅にある街路灯の支柱は使い終わった古レールをリサイクル　ほか）
第２章　この目で確かめたい！沿線ユニークスポット案内（大都会・新宿でホタルが自生するスポットを発見！；中野区には偉人を神仏のように祀る世にも不思議な公園がある　ほか）
第３章　地図から浮かび上がる路線の不思議（新宿線と池袋線が近距離で並走しているのにはワケがある；秋津にある西武線とＪＲ線がひそかにつながるヒミツの線路　ほか）
第４章　知れば地元が好きになる！西武鉄道の沿線史（住宅街に突如現われる蟻地獄のような遺構はいったいナニ？；新田軍と幕府軍が激突した「小手指原の戦い」がこの場所で起きた地理的理由　ほか）
第５章　驚きのルーツがそこにある　駅名・地名の由来（東京の西側に位置する西武沿線に東がつく駅が多いという奇妙な話；「家政」も「東京都」も関係ないのに、なぜ「都立家政」という駅名なのか？　ほか）

著者等紹介

高嶋修一［タカシマシュウイチ］
１９７５年生まれ。青山学院大学経済学部准教授。専門は日本経済史で、とくに近現代の都市史・交通史を研究テーマとする（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[岡本]

西武のお膝元に住んでいる身としては馴染みの駅が多くて面白い一冊。沿線に住んでいない人や地方在住の人には興味がないかもしれないが、沿線の人には興味深いやも。

2016/12/16

[やなぎ]

西武新宿線の沿線に長年住んでいたので、気になっていた本。１８０頁ほどで、サラッと読める。定価８５０円は高い。僕はそんな値段では買わない。２０１６年初版。なので、今は無き「としまえん」の記述もある。小学生の頃に友人と一緒にグローブを持って観戦に行った西武球場は、プリンスドームと書いてある。秋山、清原、平野、辻、郭の時代。あ、歳がバレる…。インボイス→グッドウィル→プリンス→メットライフ→ベルーナ（今ココ）。西武ドーム以外の呼び方は今初めて知った。駅の歴史や廃線跡をグーグルマップと見比べながら読んだ。７０点。

2022/07/22

[Tomomi Yazaki]

普段よく利用している西武鉄道。本書はその駅一つ一つの謎とエピソードをわかりやすく紐解いている。その内容は鉄道だけに届まらず、戦争背景や民衆の思いも反映されていて、鉄道ファンならずも興味を惹くでしょう。新宿駅も川越駅も、そして秋津駅も、他路線への乗り継ぎが遠すぎる！と言った、いつも思っている疑問もここで解説され理解できました。（納得してないけど）それから西武新宿線で一番新しい航空公園駅。ここは日本のほぼ全域を監視している航空管制塔のすぐ近く。戦争が勃発したら、真っ先に攻撃されるのがここだそうです。あー怖っ。

2021/09/29

[くるぶしふくらはぎ]

家族みんなが手に取って読んでいました。やはり気になる「西武新宿駅だけ、どうして新宿駅から離れているんだ？！」という日頃から感じていたストレスの答えが、みんな知りたかったようです。これはシリーズ物で他の沿線もあるようなので、自分の地元の物を探してみては、と、薦めたくなるトリビア本です。面白かった！！！

2017/08/21

[トリプルアクセル]

興味深い内容が多く、面白かった。沿線の歴史だけでなく、旅行ガイドには書いていないようなことも書かれており、行ってみたい場所が増えた。現在の状況や今後の展望などが書いてあると、もっと良かったと思う。このシリーズはぜひ読み進めたい。

2017/11/27