内容説明
遠い未来まで見据えた道路建設の意志を現地に訪ね、現れては消えた100m幅の道路計画を地図で見る。環八全通まで80年!でもまだマシなほう!?航空写真で浮かび上がる「細長い区画」。その正体を、東京の都市計画に探る。
目次
第1部 都市計画としての道(環状道路の過去・未来・現在;首都高・外環・圏央道 ハイスピードの環状線計画;東京の放射道路)
第2部 政治の意志が見える道(見え隠れする、時代の意志と歴史)
著者等紹介
竹内正浩[タケウチマサヒロ]
1963年、愛知県生まれ。1985年、北海道大学卒業。JTBで20年近く旅行雑誌『旅』などの編集に携わり、各地を取材。退社後、地図や近代史研究をライフワークとするフリーライターに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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yutaro13
24
コンセプトは悪くないのだが、まずは東京全体の道路マップや概説の章がほしい。いきなり各論という構成だとすっと頭に入ってこない、というのが東京の道路初心者の私の感想。2013年刊行の本ということで使われている航空写真も10年ほど前のもの。今となってはやや古いか。2021/04/15
しんこい
3
最近は外環道に環状2号が話題ですが、環七が完成したのが昭和60年とは意外。環八も永久に完成しないと思っていたら、もとから半周道路の設計だったとか。こんなに立て込んだ都市になってもまだ道路づくりを計画して行っているのだから、不思議なくらいです。2013/07/12
脳疣沼
2
なんか難解な本だったというのが正直なところ。ある程度東京の道のことが頭に入っていないと、解説されてもちんぷんかんぷんである。航空写真が満載で、眺めるだけで楽しめる部分はあるのだが、解説部分と写真のページが離れており、読みにくい。本の作りがもうちょっと丁寧だったら良かったのにと思う。2014/07/14
Teo
1
当たり前ではあるが、今の東京の道路はそれなりの背景があって出来上がった。それはどんな背景だったのか、と言う本。未成線の部分は今迄あまり同種の物を見た事がなかったので目新しい。秋葉原の中央通りは何となく「秋葉原で真ん中を通っているから秋葉原だけで呼んでいる俗称」と思っていたが、実は東京を南北に貫くメインストリートの中央通りの一部であるのは今回初めて自覚した。2013/04/25
おおしま
0
東京の道路計画について書かれた本。自分には、まだ早かった。ややマニア向け?2016/08/28