内容説明
古代の北方ゲルマンの神話は、スカンジナヴィア半島とアイスランドで『エッダ』『サガ』として豊かな物語世界に結実した。オーディン、トール、ロキ、ヴァルキューレ!極北の神々の物語。
目次
序章 北欧神話とは何か?
第1章 北欧神話の世界観―殺害の歴史から幕を開けるオーディンの世界創造
第2章 北欧神話の登場人物―神族、巨人族、人間族…さまざまな種族が住まう世界
第3章 神々の事件簿―神々や英雄たちが引き起こした数々の大事件
第4章 北欧神話の文化―北欧神話に登場する文字や呪術、アイテム、動物たち
第5章 神々の黄昏ラグナロク―いかにして最終戦争が起こり、世界は復活したか?
著者等紹介
杉原梨江子[スギハラリエコ]
聖樹・巨樹研究家。エッセイスト。広島県生まれ。日本の樹木信仰、古代ケルトの木の暦、世界中の木にまつわる神話、思想を中心に、植物と人間との交流の歴史を研究。古代北欧の宇宙樹思想に精通するため、現代・古代アイスランド語を学ぶ。北欧の古代文字「ルーンRUNE」に関する講座を定期的に開催。現在、神秘の巨樹と出会う旅を続けながら、「木は人の魂を救う」をテーマに執筆、講演などを行なっている。日本文藝家協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
徒花
291
kindle版だと安くて分かりやすいのでおススメ。同じ内容がたびたび出てくるが、たいていのひとが一度読んだだけでは忘れてしまうような内容なので、むしろ重複して何度も書いてくれるのはありがたかったりする。また、北欧神話の全体の流れを抑えたあとキャラクターを紹介したり、エピソードのスポーツ新聞記事風に紹介したりと、構成や見せ方にけっこうこだわりが感じられたので、おもったよりもよい本だった。2017/06/15
絳楸蘭
26
よく聞く神や人物、物、動物の名前がたくさん。ただ、実際の様子がわからないものが多かったので、この本を読んでよかった。物語というより解説書のような書き方で、それぞれの繋がりを知るにはページを行きつ戻りつしなければならないが、大まかなところは把握できる。しかし、ここまで神自身が世界を巻き込んで戦う話もないよなぁと思った。作者は過酷な北欧の地で生きる人たちだからこそのこの流れだと言っているが、日本も厳しい自然との共存生活だったら記紀も殺伐としたものになっていたのだろうか。2015/04/12
真子
21
北欧の神様はとても人間的だった。 映画『マイティ・ソウ』で興味を持った北欧神話だけど、滅びることありきの神話だと思わなかったのでびっくりした。 難しかったので流し読みだったけど、面白かった。2016/10/26
Eradist
15
主にエッダを基にした北欧神話の神々の解説、世界の始まりから終わりまでのストーリーが分かりやすくまとまってます。ニールゲイマンのお話を読んでてわかりづらかったそれぞれの神々の関係が分かって面白かったです。英雄ジークフリートのお話も少しだけのってて、もう少し詳しく知りたくなりました。2020/10/17
たみ
15
数少ない知識からなんだけど、今までで一番おもしろい神様が出てくるのはインドの神話だと思っていました。北欧神話すげーっ!キャラが立ってる!(失礼) 神様達の敵として登場してくる巨人が「悪」じゃないってところがまずすごい。最終戦争で主要な神様がいなくなってしまうところもエーッてなりました。ヴァイキングの「滅びの美学」なんだそうだけど、絶対的な強さ・善じゃないのに信仰になってしまうってナンジャラホイ。額に石がめりこんでいる神様もいるし、猫に戦車をひかせている神様もいるし…ちゃんと目的地にたどりつけるのかなあ?2015/02/13
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