じっぴコンパクト新書 朝鮮王宮 王妃たちの運命―知れば知るほど面白い

康 煕奉【著】《カン/ヒボン》

実業之日本社（2011/12発売）

• サイズ B40判／ページ数 206p／高さ 18cm
• 商品コード 9784408109213
• NDC分類 288.492
• Cコード C0222

内容説明

韓流ドラマが１０倍楽しめる、朝鮮王朝の愛と栄光の“大奥”物語。太祖の正室神懿王后・韓氏、神徳王后・康氏に始まる歴代２７人の王に嫁いだ女たちの人生の浮き沈みとは！？２７人の王と４２人の王妃たちの系譜をわかりやすく徹底紹介。

目次

序章　「王女の男」が韓国時代劇を変える！（こんなにも悲しい“ロミオとジュリエット”がいた；物語の骨子は衝撃的な「王位強奪事件」　ほか）
第１章　韓国時代劇は王妃の運命をどう描いたのか（「トンイ」は朝鮮王宮の内情を詳しく紹介してくれたドラマ；「イ・サン」に登場する三人の王妃の人生模様を見てみよう　ほか）
第２章　王妃は一体どんな一生を送ったのか（王妃は嫉妬を見せてはいけなかった；歴代王はどれだけの子供をもうけたのか　ほか）
第３章　朝鮮王朝を揺るがせた希代の妖女列伝（最悪の暴君を産んだ「斉献王后・尹氏」（９代王・成宗の正妻）
民衆から憎まれた悪女の象徴「張緑水」（１０代王・燕山君の後宮）　ほか）
第４章　運命に翻弄された王宮の女性たち（廃妃の危機に直面した「元敬王后・閔氏」（３代王・太宗の正妻）
実家の栄華と没落を経験した「昭憲王后・沈氏」（４代王・世宗の正妻）　ほか）

著者等紹介

康煕奉［カンヒボン］
１９５４年、東京都墨田区生まれ。東洋大学工学部建築学科および日本大学文理学部史学科卒業。両親が済州島出身の在日韓国人二世で、日韓関係や韓国文化・歴史・スポーツに関する多数の著作がある。現在、『愛してるっ！！韓国ドラマ』（隔月発行）の編集長を務めている（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[けろり]

母が読んでいたので、気になって読んでしまいました。 これを読むと、韓国の歴史ドラマを観てみたい！もう一度観たい！ときっとなると思います。女性の側から歴史を紐解いてみるというのはとても面白かったです。

2018/11/14

[再び読書]

より朝鮮王朝時代がわかる、有名な３大悪女もいつの時代か理解出来て面白い。まあ色々な王妃がいたことや、よくも悪くも両班支配なのが、わかり興味深い。その上、韓国歴史ドラマもうまく、盛り込み面白い。王も世祖のような王位に強欲だったり、仁宗の様に自分が殺されそうになっても、運命に殉じようとした王もまた様々。嫉妬しただけで離縁されるというのは、かなり厳しく理不尽だと思う。自分が見たドラマではどちらかと言えば、良い人に描かれていた文定王后や景慶宮も違う一面が説明されていてこれからの韓流歴史ドラマの楽しみが増えた。

2015/01/19

[ごへいもち]

見終わったドラマを思い出しながら。書き方がちょっと…。史実かどうか怪しいものを断定的に書いてあるが「ドラマでは」とか「通説では」というコメント付きにすべきでは？もしかしたらこういうところが韓国風なのかも

2014/09/29

[忠犬じろレポ]

朝鮮王朝時代劇ファン必読の本ですね。この本は朝鮮王宮の王妃にスポットをあてて、ドラマと歴史的事実とをうまく照らし合わせた内容です。最後まで楽しんで勉強？させてもらいました。興味深い内容については、ドラマをDVDで視聴するのもいいかなと思います。本来はあまりこの手の本を読んでしまうと、せっかくドラマに感動した箇所（フィクション）が、歴史的事実と大きく異なる事があるので避けたいところでしたが、この本はドラマの内容を否定するような記述もなく安心しました。

2013/02/10

[お昼寝ニャンコ]

終わったばかりのチャングムの放送に合わせて読んでみたけど、文定王后尹氏に対する見方が変わってしまった…(^_^;)。どこの国の王宮でも多少はある事だろうけど、朝鮮王朝はホントに凄い…(^_^;)。謀略と暗殺、処刑の５００年。大奥もドロドロだけど、朝鮮王朝の王妃達はかなり悲惨。一族は政変で皆あっという間に処刑。子供も殺され自分も身分落とされて流刑や賜死ばかり…(>_<)。王妃になんかならない方が良くない？って思うくらい。韓流時代劇見て、『わー、王妃の衣装キレイ♡』とかホントに言えなくなった…(^_^;)

2016/08/24