内容説明
坂龍飛騰―33年間の人生を駆け抜けた幕末の漢が歴史の表舞台でなし得たこととは、何だったのか?丸くとも一かどあれや人心…と、とがって生きてみせた坂本龍馬の思想と生涯を、龍馬研究の第一人者が、鋭い歴史眼と周到な史料・取材でいま新たに浮かび上がらせる。名高い「船中八策」の中身とは?ニッポンの何を「せんたく」したかったのか?暗殺の真相は?…など、この1冊で「坂本龍馬」が丸わかり。
目次
序章 創りかえられていく坂本龍馬像―龍馬の虚像と実像(連載小説『汗血千里駒』に描かれた龍馬;“護国の鬼”となった龍馬 ほか)
第1章 坂本龍馬はどう生きたか―龍馬の生涯(高知城下の郷士・坂本家の末子として誕生;江戸出府は軍役・西洋流砲術修行だった! ほか)
第2章 坂本龍馬は何を考えたか―龍馬の思想(龍馬の新国家基本構想「船中八策」とは;亀山社中と海援隊はここが違う―海援隊約規 ほか)
第3章 坂本龍馬を殺したのは誰か?!―龍馬暗殺の真相(ドキュメント近江屋事件;依然不明な龍馬暗殺の実行犯 ほか)
著者等紹介
加来耕三[カクコウゾウ]
昭和33年(1958)、大阪市生まれ。奈良大学文学部史学科卒業。同大学研究員を経て、歴史家・作家として正しく評価されない人物・組織の復権をテーマに、精力的に著作・講演活動を行なっている。「歴史研究」編集委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kentaro
1
天皇に逆らわない、いわゆる不可侵性は大和朝廷の黎明期に起きた逃走劇において神武天皇の母親に当たる「トヨ」が出雲から北陸の糸魚川の南方の平牛山に逃げ込むも火を放たれ、入水自殺をすることになる。以降、この祟りとして水害や冷害が起きたりと、天皇家に何か問題が起こると祟りとしての天変地異がおき、これが日本人に刷り込まれたがゆえ、不可侵性が醸成されたとの説です。2016/11/29
黒頭巾ちゃん
1
読みづらかった 理由は恐らく ・年号標記が多い ・いろんな人がフルネームで出てきすぎ ・古い原文の標記は不要では 1、いつ死ぬかは天のみぞしる→そのため無駄な防御はしない 2、無駄に命を粗末にしない→頑張り過ぎないということ? 2011/05/01