出版社内容情報
近年注目が集まる「殺処分ゼロ」への道のりは険しい。施設に収容されている多くが、人間が苦手な犬、咬むクセのある犬など、新たな飼い主への譲渡が難しい犬たち。「真のゼロ」のため私たちが考えるべきこととは? 各地の動物愛護センターを取材し、日々の葛藤と努力を「命の授業」で伝えてきた著者によるルポルタージュ。
【目次】
内容説明
犬たちにとっての幸せって何だろう?生きのびた命が教えてくれること。
目次
プロローグ 殺処分ゼロの課題
1 犬たちの殺処分に向き合う(動物愛護センターの管理業務;命を「奪う」ことと、「救う」こと)
2 野犬の証明(崖っぷち犬・りんりん;減らない「野犬」への苦情 ほか)
3 殺処分ゼロ達成の影と光(長期収容と保護ボランティア;「殺処分ゼロ」の数字へのこだわり)
4 咬みつき犬・ジン(ペットホテル「花園牧場」;ジンの馴化トレーニング ほか)
エピローグ 命を預かった責任
著者等紹介
今西乃子[イマニシノリコ]
1965年大阪生まれ。(公財)日本動物愛護協会常任理事。『国境をこえた子どもたち』(2000年、あかね書房)で産経児童出版文化賞推薦受賞をきっかけに、主に児童書のノンフィクションを手がけるようになる。『ドッグ・シェルター』(2002年、金の星社)で日本児童文学者協会新人賞受賞
浜田一男[ハマダカズオ]
千葉県市原市生まれ。1984年フリーとなり、写真事務所を設立。第21回日本広告写真家協会(APA)展入選。企業PRおよび、雑誌『いぬのきもち』(ベネッセコーポレーション)等の撮影に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。