出版社内容情報
なぜ原爆は作られたのか。なぜ広島と長崎に落とされたのか。原爆が落とされなにが起きたのか。くりかえし問われてきたこと。80年経つ今も苦しむ人がいる現実。映画「オッペン・ハイマー」がアカデミー賞を取り、被爆を伝え続けてきた日本原水爆被害者団体協議会がノーベル賞を受賞した今、読んでほしい本。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ほんわか・かめ
14
原爆開発の歴史。アインシュタイン特殊相対性理論から始まり、ドイツ、日本の原爆開発、開発を促すようルーズベルト大統領に宛てたアインシュタインの手紙なども掲載。オッペンハイマーとトリニティ実験。投下目標の変遷。模擬爆弾(パンプキン爆弾)。投下後の様子。放射線の影響。原爆開発を知るための参考資料も紹介。日本が原爆開発をしようとしていた事実を知って驚いた。本文は総ルビ。高学年から読める。2025/08/17
はる
1
長崎市出身なのに、知らないことが多かった。小学から高校まで平和授業があったのに。2025/07/27
サネマル
0
非常にわかりやすく、絵や図を用いながら説明してくれる良書。あらためて人間は不可解だと再確認する。 なんで落としたんだろう。そしてなんだつくりだしたのだろうかんらら 2025/08/05
19
0
「原爆」の具体的な情報に関しては、大人も知っているつもりで実はなんとなくしか知らない面も多いはずで、原爆について子どもを対象として分かりやすいように書かれているこの本は、大人の自分が読んでも非常に勉強になった。科学的・物理的に書かれているからこそ、このような威力の爆弾を落とす非情さ・惨さを自然と感じずにはいられないとも思った。 また、分かりやすく伝えるにはどうすればいいかという面でも参考になる本だと感じた。2025/06/03