出版社内容情報
青大将に飲み込まれかけたタイワンリスを救って育てていると、由森に打ち明けたおことちゃん。外来種のタイワンリスは、日本の生態系に被害をおよぼす害獣だから処分しなくちゃいけないんだって。連れてきたのは人間なのに。こんなにかわいいのに。処分されちゃうなんて、いやだ――由森は仲間とともに悩み行動に移します。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
☆よいこ
87
児童書。特定外来生物(タイワンリス)▽小学4年生の沢水由森(ゆもり)は学級委員長に推され不本意ながらそれなりに頑張っている。同級生の琴音が急に泣きだしたので気になり相談をきくことになる。琴音は、害獣駆除の対象のタイワンリスの赤ちゃんを助け可愛がって育てていた。駆除(殺す)か山に返すかの選択が難しい。手の中の暖かな命を目の前にして小学生たちは悩む▽大人からしたら「かわいそうだけど・ね」なんだろうけど、自分たちで考えて行動することの大切さを描く。感想文向き。2024年発行2025/11/10
gero
1
特定外来生物;命;学生運動 死にかけのタイワンリスの赤ちゃんを拾い、こっそり飼い始めたクラスメイト。ですが駆除対象の害獣を飼うことは地域社会に白い眼で見られるし法令もそれを許しません。子供たちは駆除以外の方法を模索します。作中で提案されたやり方がうまくいく可能性は低いですが思考停止に陥らず検討を続けるのはいい事です。じゃあ蚊に選択性のある不妊プラスミドを持たせてばらまくバイオテロ作戦はどうでしょう!「いつか空の下で」もそうなのですが、私たちは心が弱いので自分の生活が命の搾取の上に成り立っていることを→2025/09/15
horiharu
0
感動2025/04/08




