出版社内容情報
「ひめりんごちゃんでーす」龍之介は姿見にむかってむりやりテンションをあげた。「地域おこし協力隊」の龍之介は、着ぐるみを着て、イメージキャラクター・ひめりんごちゃんになるのだ。きめポーズは、アップルシャワー!――今や子どもがひとりもいない過疎の村にも春は来た。その山里に「あらわれしもの」とは。
内容説明
山里の「握集落」にピカピカの青年・龍之介がやってきた―
著者等紹介
最上一平[モガミイッペイ]
1957年山形県生まれ。『銀のうさぎ』で日本児童文学者協会新人賞、『ぬくい山のきつね』(ともに新日本出版社)で日本児童文学者協会賞、新美南吉児童文学賞、『じぶんの木』(岩崎書店)でひろすけ童話集、『たぬきの花よめ道中』(岩崎書店)で日本絵本賞受賞
ささめやゆき[ササメヤユキ]
1943年東京生まれ。版画家、イラストレーター、絵本作家。ベルギー・ドメルフォフ国際版画コンクール銀賞受賞。『ガドルフの百合』(偕成社)で小学館絵画賞、講談社出版文化賞さしえ賞、『あしたうちにねこがくるの』(講談社)で日本絵本賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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まる子
21
なんだ、これは⁉️まず、短編(連作)の児童書なのに、主人公はじーさん&ばーさんばっかり。短編各章は年寄り同士の会話で成り立ち、笑える話がほとんど。握り集落は若くて50代。そこになぜだか21歳の龍之介が現れる‼️龍之介のアップルシャワーって⁉️なんだ状態🤣方言なので昔話しかと思いきや、現代の話で(笑)なまりがすごくてあき竹城を思い出した。それにしても、表紙や帯からは全くつかめない内容です(笑)小学校高学年くらいから理解できるはず。2023/01/12
遠い日
6
児童書なのに、いい意味で玄冬小説のような味わい。山里の握集落の高齢の年寄りたちのあれこれが賑々しく描かれる。誰も彼も知り合いで、新しく移住してきた青年を巡って、婆さんたちは密かなバトルに精を出す。握集落では、どんな些細なことも生きるよすがとなるのである。体も効かず、不便な暮らしではあっても、今日を生きるのに誰憚ることなく堂々と為すべきことを為す。彼らの心に去来する過去と今を繋ぐものの不思議に、何かチカリと光るものが見えるのだ。2023/03/30
ねこ
3
よかった。舞台は握集落。登場するのは爺と婆ばかり。愛がぎゅうっとつまってる。笑いも。この本は母にも勧めよう♪2023/08/05
よっちん
0
図書館 認知症老人との交流あり 昔話でも通用しそうなのもあるけど、現代の話だった。年がよくわからない。2024/05/03
nago
0
あらわれしもの。最後まで読んでから考えてみて、そうかぁ!と思った。お年寄りの多い山里の人たちをめぐるおはなし。2023/06/01