内容説明
いま、浜矩子が伝えたい誰もが幸せになるための経済。
目次
1章 人に優しく、人を尊び、人を幸せにする経済(エコノミストの腕と声;気になる戦略待望論;同類志向の怖がり男性経営者たち ほか)
2章 経済ニュースを読み解く(国内経済編;国際経済編)
3章 まともな民主主義を取り戻せ(選挙で選ばれた者たちの役割;法案の国会通過を急ぐ政府・与党にギラギラ感を感じる;欧州人たちには、もう一息深い英知に基づく解を見いだしてもらいたい ほか)
著者等紹介
浜矩子[ハマノリコ]
1952年生まれ。一橋大学経済学部卒業。エコノミスト。75年三菱総合研究所入社後、同所初代英国駐在員事務所所長、同社政策・経済研究センター主席研究員などを経て、2002年から同志社大学大学院ビジネス研究科専門職学位課程教授。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
スプーン
54
現代日本が誇る経済学者・浜矩子(はまのりこ)の連載をまとめたもの。日本で経済を語る人は胡散臭く・きな臭い人ばかりですが、あれらが「偽者」だと言うのがわかりました。イギリス仕込みの真の経済学が、こんなに理想が高く、人間味に溢れているとは知りませんでした!学生・女性にもおススメの経済本です。2022/09/09
とよぽん
50
現代日本の、正当でヒューマ二ティーあふれる経済学者のひとり浜矩子さんが、今の世界や日本の経済状況について鋭く明快な分析をしてくれた著書。だれのための経済か、それが肝心なのだが、為政者は利権に目がくらみ、小さきものや弱い立場のものの幸せに目も心も向けない。本来、経済とは「経国済民」、皆が幸せになるための営みなのに。物価上昇2%にこだわり続ける日銀、もう経済成長は必要ないのに・・・ね。2023/03/20
Miki Shimizu
6
この人の経済は人間ならではの営みで、みんなが幸せになるためにあるって考え方、ステキー。その時々のエッセイをまとめたものらしく、時事ネタなので、賢くなったなー!というよりも、あー、そんなニュースあったなー。テレビと違う切り口で見るとそうなるかーって感じ。時事ネタのエッセイはリアルタイムで読む方がよかったかもー。2019/10/03
晴柊のばあば
6
世の中は便利になってお金さえあれば楽しい人生が送れるように錯覚してしまいそうになる。でも、誰も一人では生きられないし、みんなが支え合って生きている。そして、次世代が生きやすい時代になるように、多様性と分かち合いの大切さを、著者お得意の比喩でわかりやすく伝えてくれます。2019/09/16
奈良漬
4
お金は誰か一人が持っていれば良いのではなく、他人に分け与えるからこそ良いものになる。 デリバティブ取引はごちゃ混ぜになった商品。当たるかどうかはわからないような不確かなもの。 トランプ政権のアメリカは内向きな政策を行なっていた。 難しい言葉を噛み砕いて説明してくださってたけど、無知な私にはまだまだ理解できないところがたくさんあったな…特に外交のところ。2021/03/18
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