内容説明
人事制度を学ぶ初任者~中堅層を対象とした基本書。労政時報セミナーで好評を博している講義内容を1冊に凝縮。20年超に及ぶ著者のコンサルティングの知見・経験を余すことなく公開。等級制度、評価制度、報酬制度の基本的な知識を整理し、人事制度の現状を把握・分析する際の押さえどころを体系的に理解できる。基礎を学ぶことで、目まぐるしく変化する人事制度の流行に右往左往することなく、自社にとって最適な人事制度とは何かを捉える力が鍛えられる。
目次
第1章 人事制度の役割と取り巻く環境の変化
第2章 人材マネジメントの考え方のポイント
第3章 人事制度の現状分析に必要な目線
第4章 等級制度の分析
第5章 評価制度の分析
第6章 報酬制度の分析
第7章 分析レポートの書き方のコツ
著者等紹介
喜島忠典[キジマタダスケ]
アルチザンアンドカンパニー組織・人材コンサルタント。大手コンサルティングファーム、商社の事業企画等を経て現職。組織と人材の戦略実行力強化をテーマに、20年以上にわたり数多くのプロジェクトに従事している。主に組織・人材戦略、企業変革、組織・人材力を強化するための各種施策のデザインから実行、人事制度改革等まで幅広く手掛けている。寄稿・セミナー多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Go Extreme
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人事制度の役割・環境の変化: 戦略・組織・人材と人事制度 戦後の人事制度 組織と人材 人て不足と人余り 能力型の人事制度 人材マネジメントの考え:人事制度の位置づけ 事業戦略と人材マネジメント 戦略・組織に命を吹き込む 人材マネジメントの枠組み 人事制度の現状分析に必要な目線:4つの目のつけどころー設計思想・構造・運用・組織/人材の状態 2つの視点ー経営目線・全体のつながり 等級制度・評価制度・報酬制度の分析 分析レポートの書き方のコツ:ニーズにあった人材供給・エンゲージメント・経済合理性下の組織運営2024/08/25
のじ
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人事制度の基軸たる資格制度、評価制度、報酬制度の基礎的な部分の解説をしつつ、それらの分析を行う際の勘所も解説してくれている。「なぜこういう設計をとるのか」「それが経営的にどういう意図を持つのか」という所まで睨んだ解説をしてくれるので、非常に腹落ち感のある1冊だった。いずれまた読み返すことになると思われる良書。2025/01/27