出版社内容情報
写真家シーナが出会った家族は千差万別。それぞれの姿で、懸命に、しかも素晴らしい暮らしを営んでいる。フォトエッセイ!写真家シーナが出会った家族は千差万別。大家族ぶりに驚いてしまうモンゴル遊牧民、家族写真を枕元に「地の果て」パタゴニアで三年も出稼ぎする人、カヌーの軍団でサメ狩りをする勇者たち。みんなそれぞれの姿で生きている。生きることに懸命で、素晴らしい暮らしを営み続けている「家族の世界」を、情感豊かに活写したフォトエッセイ!
椎名誠[シイナマコト]
著・文・その他
内容説明
写真家シーナが出会った家族は千差万別。それぞれの姿で懸命に、しかも素晴らしい暮らしを営み続けている。
目次
草原と極限に「生きる」人々
家族揃っての食事
家族がつながっていく喜び
家族でのカイラス巡礼
三年間の出稼ぎ
大家族主義のモンゴル遊牧民
小さな浮島家族―パラグアイ
狩猟民族のヨロコビの宴
きびしいけれど幸せな国
サメ狩りの島
フライパン島漂流記
刺激に満ちたラオスの山岳川民族
過ぎし楽しきとき
長野県のある限界集落
北欧の幸せな一家
トンレサップ湖の小家族
ペンギン―よくわからない劇場
著者等紹介
椎名誠[シイナマコト]
1944年東京都生まれ。作家。写真家、映画監督としても活躍。『さらば国分寺書店のオババ』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ドナルド@灯れ松明の火
17
椎名さんの、旅した世界で出会った家族に対するエッセイと写真集。非常にまじめに書かれており、家族とは何なのかを考えさせられる好著であった。お薦め2019/04/15
あび
15
椎名さんほど世界を見て歩いて、写真を撮って本を書いた人は他にはいないんじゃないかと思う。椎名さんが撮る写真はいつも美しい。そして文章は短ければ短いほどに良い言葉を書かれる。素敵な本でした。2019/01/22
ジュースの素
10
久しぶりのシーナさんの本。概ね 途上国と言われる国では家族と共に過ごす時間が当たり前に多い。どんな物を食べているかにも関連があって森や近くの川で採れた獲物を夕方にみんなで突っつく方式が 自然に家族を集合させる。今や日本の家族の在り方は世界でも最も疎遠状態なのだろうなぁ。 でももう戻れない・・・。2019/12/13
りょうけん
8
<元> シーナ兄ぃの本は,出るたび全部全部読んできた。もう75歳なのだろうに,いまだに"怪しい雑魚釣り隊"などという体力勝負の遊びを,月に一度は遣っていて,その顛末が週刊ポスト誌に月例で載っている。いやはやなんとも恐るべき元気老人なのだ。 あ,また読んだ本とは全然違う内容になっているので,少しだけ本についても書こう。まあ,こういうあくまで文章が主体なのだけれど,写真が沢山載っている本はかなり好きだ。あっ,という間に読めてしまうのだからね。あ,やはり内容は無かったか。ゆるせ,すまぬ。2019/07/04
つき
7
様々な暮らしがある。不思議な感覚。2019/05/10