内容説明
中国・黄土高原の緑化にいどむ日本の研究者たち!―植物と人間の営みとの関わりを考える。
目次
第1章 雑草おじさん
第2章 黄色い河
第3章 黄土高原の人々
第4章 測量と調査の毎日
第5章 スイッチグラスとの出会い
第6章 緑の黄土高原をめざして
著者等紹介
高橋秀雄[タカハシヒデオ]
1948年栃木県生まれ。『やぶ坂に吹く風』(小峰書店)で日本児童文学者協会賞受賞。日本児童文学者協会会員。全国児童文学同人誌連絡会「季節風」同人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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フム
3
最近、図書館で真っ先に向かうのが児童書のコーナー。これもそこで見つけた一冊。春先の風の強い日にニュースになる黄砂。遠く離れた私たち以上に近くに住む人々にとっては大変な問題、それに立ち向かった農学者一前宣正さんのお話。温暖な日本では嫌われものの雑草も、砂漠の緑化に貢献する。雑草という呼び方も人間が勝手な都合で呼んでいるだけなのだ。2016/06/04
あちこ
2
わたし用に借りた本。マクロに挑むミクロ。雑草と呼ばれる植物たちの、底力を知る本。そして、底知れない可能性を知る本。黄土高原を砂漠にしたのは人間だけど、そこから復活させるのも人間であってほしい。2016/03/20
速水 舞
1
砂漠化を止めるために活動する人々のお話です。雑草というと嫌われもののイメージですが、彼らがいないと、自然が壊れてしまう。小学校中学年向けのお話です。2016/06/12